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2009年7月31日金曜日

どちらの出身ですか?

今日7月30日は、ドイツ ミュンヘンにいる。創立100年を記念したアウディー主催のAUDI CUPに来ている。4チームのトーナメントだが、マンチェスターユナイテット、ボカジュニア、バイエルンミュンヘン、そして ACミランである。
昨日は、バイエルンのトレーニングセンターで練習したが、日本のテレビ局が取材に来ていた。私の同僚が日本人がいるぞと私を呼んだので行ってみるとやはり日本人のグループだった。
いつものことだが、私の同僚達はアジア人を見るとすべて日本人がいると私に言ってくる。私は、その度にあれは多分、韓国人、中国人、日本人というと、どうしてお前は分かるのかと聞いてくる。そこで 私は、同じことを聞くことにしている。
「イタリア人、フランス人、ドイツ人、どう見分けるのか?」と。
するとそれなりに納得するようだ。まあお互いにそのしぐさ、行動を見るとどの国の人間か分かるようだ。
ところで、この取材班が ミランの選手を取材したいのだが、誰か選手を紹介してほしいと私に言って来たので、プレスを通してやった方が良いと答えたが、こういう事は、間に入ると大変であるので 関わらない方がよい。
しかし、やはり上手くいかなかったようだ。
すでに面白いことに更衣室では、多くの選手が、日本人の女の子が来ていると私に言ってきた。そして ちょっと自分のタイプの女の子が来ているとENDO電話番号を聞いてくれ!と絶対に言ってくるのである。
今回も、ある選手が、あの女の子は、誰だ?何しているんだ?日本で有名か?恋人いるか?と聞いてきたので 呆れてしまった。俺は、今、知ったばかりで、日本のテレビのことなんか知らないよ。と答えた。
「もし知りたかったら、彼らのインタビューを受けてみたら」と言ったらそうしようかなと言っていたが、それで終わってしまった。
そうこうしている時に FLAMINI選手が来て、「遠藤の顔を立ててやるよ」と言って快くOKをしてくれた。
彼には、まだ日本人が未知の世界の人の様だ。私が日本人として初めての様で、私がマッサージする時にもいつも日本人のことを聞いてくるので、昔の日本人のメンタリティーについて 「特に男は硬派だ!お前たちと違うんだ!」と言っているので 関心があるようだ。
ちなみに FLAMINI選手は、フランス コルシカ島出身で 一昨年は、イギリスのアーセナルにいて昨年ACミランに移籍してきたまだ若い選手だ

2009年7月30日木曜日

食事



今回のアメリカ遠征も終了した。1分3敗である。ちょっとまずいなと思うが、これを考えるのは、私ではないからまあ深く考えない。
今は、ボストンからドイツのバイエルンに向かっている機中であるが、遠征のことは、これからあまり書くことがないだろうから、今回は、食事について書く。
世界のトップクラスの選手が、何を食べているか関心がある人は多いと思うが、そんなに凄いものは食べていないというか、そんなに管理はされていないということである。これは サッカーというスポーツだからかも知れないし、野球とかはもっと自由かもしれない。みんなコーヒーに山ほど砂糖を入れるし、ジェラ―ト(アイス)もたくさん食べる。
私は、栄養士でないので、これが正しいとか、間違えとか言う気はさらさらない。まして、医学、栄養学などは、5年先は、全く正反対のことを主張することがあるので 何が良くて何はダメとかムキになる必要は無いと思っている。大切なことは、美味しいく、楽しく食べることである。その方が良いと「脳内革命」の著者春山茂雄氏も言っている。
ところで、ACミランは、海外遠征には、専属の調理師が帯同する。これは、イタリア人が食にこだわるからか、イタリア料理しか食べることができないからかは分からない。まあ、チャンピオンズリーグやトヨタカップは、重要な試合なので普段食べている物を食べることが大切なことは確かである。最近の日本代表チームは、帯同されているようであるが、クラブチーム単位では、どうしているのだろうか。
今回のアメリカ遠征も帯同している。名前は、MicheleとOscarである。もう何十年もミランの海外遠征では彼らが仕切るのである。
Micheleは、ミランの会長(現総理大臣)のベルルスコーニ氏のお抱えの調理師である。
私もイタリア生活10年になり、遠征でいろいろな高級ホテルで食事をする機会があるが、彼らの料理は、ひとランク上である。単なるパスタ料理でも何か一味違うので、満腹になってももうちょっと欲しくなる。
料理に関心がない私が言うから疑う人もいるかもしれないが、同僚のイタリア人も同感だから本物だろうと思う。また、ミラノでも高級レストランに選手と行くことがあるが、やはり違うのである。
このため海外遠征では、我々スタッフはもちろん、選手も、太ってしまう者が多いのもわかる気がする。
私は、トップチームに帯同し始めた2年で5kgほど太ってしまったし、コレステロールもかなり高くなってしまったので、現在は遠征とか練習場での食事は抑えるようにしている。
それから話は変わって、日本食ついてだが、好きな選手が多いようだ。中には週2回もお寿司を食べている選手もいるし、日本食のレストランのオーナーもいる。
一般的な食事に関することは、他の専門家がいろいろ書いているのでそちらに任せるが、イタリアでは、地方の方がほんとにおいしいものが食べられる。しかもミラノから50km離れた街には もうその街の特産品がある。
先日、ローディーという街(ミラノ市内から50km南)に住んでいる同僚MARCOに招待されて、自らが作ったリゾットサルシッチャ(ソーセージのリゾット)とアンティパストとして細切れにした新鮮な生牛肉(レモンと塩だけで味付けした物)を出してくれたが、最高であった。その日は、普段、肉を食べない妻が美味しいと言ったくらいだ。
そこで どこでこの肉を手に入れたのか聞いてみたら、近所の肉屋だそうだ。そこの店では、毎週2頭の牛を捌いて売切れたらそれで終わり、次の週まで店を開けないという。したがって、予約がほとんどだそうだ。多少高いが、ミラノのレストランで食べるより数段安いし、新鮮で、おいしい。まして 料理する必要がない。生に近ければ近いほど美味しく感じる。
彼は、練習場から離れている所に住んでいるのに、近くに住もうとしない。それは、ミラノ市内よりここの街の方が快適な生活ができるからという。こんな美味しい物をしょっちゅう食べられるし、落ち着いている街だからという。ミラノの街は、働く街であっても家族が住む街ではないと言っている。
私も憧れるが、毎日、車で130kmもの通勤は、私には耐えられない。
それに もし美味しいお肉を食べたければ MARCOの家に行けば良いのだから。そして、もちろん 美味しいお肉にあわせたワインも出してくれる。


Fhoto; Michele と私
Fhoto;Marcoと私

2009年7月26日日曜日

湿潤療法と尊馬油

 ボストンに着いて 明日のインテルとの試合で今回のアメリカ遠征が終了する。1分2敗で勝ちなし、プレシーズンマッチだからと言っても勝つにこしたことはない。
 ところで 先日、友人との話(skypeで話せるので時差さえ考慮すれば日本でも安く話せるようになった。だから皆もskypeで話しましょう。)で、馬油が、擦り傷の治癒にとても効果があるのでお前も試せと言われた。

 私も以前から「直江昶氏のサイトhttp://www.bahyu.com/で読んではいたし、忘れたがブログで馬油による擦過傷治癒過程が「新しい創傷治療http://www.wound-treatment.jp/」に準じるのではと書いてあったので試してみたいと思っていた。

 ちょうど、昨日のアタランタでの試合で2人の選手が擦過傷を負ったし、私の試みを受け入れてくれる選手だったので絶好のチャンスだと思って試してみた。
世間の常識は、「洗って、消毒して、乾かす」であり、我々のチームもこの考え方の治療を行っている。

 みんなも今から一緒に勉強しよう。
まずは、このサイトを見て http://www.wound-treatment.jp/title_kiso.htm
ちょっと驚いたと思うが、我々の常識医学は、ときどき実践との隔たりがあり、とても勘違いしていることがあるようだ。何が正しいかは分からない。

 つづいてhttp://www.wound-treatment.jp/next/wound247.htm を見てほしい。
 我々の場合は、まずは、とにかく傷口をきれいにするために洗う。しかし、これが痛いのでほとんどの選手は嫌がり、選手自身にこれを任せるとほとんどやらないので心を鬼にして私たちトレーナーが洗う。(もしやらなければ、翌日、感染がひどくなり、もっと処理が大変になるので入念に行うのが重要であると経験的に知っている。)そして 消毒液を付け、乾燥させるスプレーをかけ ガーゼを貼っておく。
翌日、そのガーゼが皮膚にくっついて取れない場合や、膿でぐちゃぐちゃになっている場合があるが、感染していないようであれば、絆創膏を貼らず、なるべく早く乾燥させるように努める。どんどん乾燥させ、早くかさぶたを作るようにするのである。
感染していれば 抗生物質の軟膏をつけ、さらに様子を見るといったところである。
擦過傷は、ありふれた怪我だが感染すると面倒である。

さて そこで http://www.wound-treatment.jp/next/wound245.htmを見てほしい。

このサイトの4番で使うワセリンを馬油に変えるのである
そして、我々は ラップの代わりに絆創膏でも通気性はあるが、水を通さないというのを使っている。


今回の馬油を使った実験例では、傷を入念に洗い、そして、馬油をたっぷり付け、乾燥しないように密封できるテープを覆っておく。練習後のシャワーの後に馬油を付け、また 密封絆創膏を貼る。これを続ける。
経過は、なかなか良いようである。まず、かさぶたを作らないで湿った状態にしているので、擦り傷特有の触ると死ぬほど痛いというのがない。それに滲出液が少ない。
治癒が早いかどうかは、比べられないから分からない。
良いことは、選手はこの方は良いと言っていることだ。

これから みんなも試してみて感想をください。
まあ 新しい創傷治療の夏井さんも火傷も擦過傷も治癒過程は同じと言っているし、尊馬油の直江さんが火傷の時は馬油が一番と言っているし、これを行っている遠藤さんも良いと言っているのだから 結構良いんじゃないの!!! 

2009年7月23日木曜日

アメフト

今日は、7月23日。 また移動中の飛行機の中である。昨日は、メキシコのClub Americaというチームに2対3で敗れた。
今回のようなアメリカへの遠征は、新しいことにたくさん出会う。確か5年前にもACMilanで10日間ほどNew YorkとPhiladelphiaに行った時もそうだった。
ヨーロッパ圏内での遠征は、試合またその合間の練習場は、サッカー専用の施設を使うが、これは当たり前でサッカーが最も人気のあるスポーツであるからである。印象に残っている競技場は、バルセロナのカンプノ―であるが、あそこには、チャーチ(小さな教会)が更衣室からグランドへ向かう途中にある。
アメリカでは、他のスポーツの施設を使うことが多いでびっくりすることも多い。
前回でもPhiladelphiaで試合の翌日の練習場にアメフトのフィアデルフィア・イーグルスを使い、今回のロサンジェルスでは、前日にUCLA大学の施設、昨日は、競技場が、ATALANTAのGEORGIAのアメフトクラブ 
アトランタ・ファルコンズのホーム球場Georgia Domeで人工芝の上に天然芝を敷いた型で試合が行われた。

ところで、今までいろいろな更衣室を見てきたが、アメフト用の更衣室は、とんでもなく広い。サッカーの場合、登録選手が22人、コーチスタッフが多くて5人、メディカルスタッフが5人 用具係2人である。野球はそれより少し多いが コーチ陣がサッカーに比べて多い。しかし、知れてたものだ。
アメフトでは、選手がおよそ50人、そして コーチは10数人 メディカルが10人以上 用具係も多い。これだけの人が入るのだから、更衣室が大きいのも当たり前なのかも知れない。でもそれを考慮しても大きい。しかし、みんなサッカー選手の2倍以上の体格であるのだから実際に活動している時は それほど大きいとは、思わないのかもしれないなどと想像した。






photo:atalanta georgia domeのトレーナー室と更衣室

飛行機移動


7月20日(インターネットがつなげなかった)
昨日の親善試合 ロサンジェルス戦を2対2で終え、特別な怪我人もなく、今は、ロサンジェルスからアタランタへ向けて国内移動中である。国内移動といっても6時間もの飛行機移動で時差が3時間である。
通常の我々の移動は、国内リーク戦では、最長がミラノーシチリア間で1時間半、ヨーロッパチャンピオンズリーグ(これに勝てば日本のトヨタカップに出場できる大会)では、モスクワ位が3時間である。
このように我々の移動は、どこの都市に行くにも3時間以内である。ミラノという都市を地図で良く見ると分かるがヨーロッパの中心にあり、それに加えて、我々のトレーニングセンターは、マルペンサ空港から20分の所にあるので、移動に関しては、快適中の快適である。
それに昨晩 鍼灸学校の同級生の西尾さん(現在、16年もロサンジェルスの大リーグでトレーナーをしている)と20数年ぶりに会い、いろいろと大リーグとヨーロッパサッカー界のシステムの違い、苦労、子供の教育等の話した(これについては後日詳しく書こうと思う)が、その中でも移動の大変さを語っていた。
面白かったのは、最初の私との電話での会話でしきりに家族は一緒かと聞くので仕事できたからと言ったら、なぜ 連れてこないのかというので だから 仕事で休暇の旅行ではないと言ったらいやに不思議がるのである。
後からよくよく聞いてみると、大リーグでは、海外遠征の際は、選手はもちろん、トレーナー等のスタッフの家族も帯同が許されると言っていた。もちろん費用もすべて球団持ちである。
以前にも大リーグが日本で開催した際には、JAL一機を貸し切ってファーストクラスが球団役員、ビジネスクラスが選手と家族、そしてエコノミーが監督、コーチ外のスタッフとその家族ということだった。
これが 大リーグでは当たり前なことなので、サッカー界のビッククラブであるACMilanがそうでないと聞いて吃驚していた。
移動時間が長いのは、選手にとっては、退屈の様であるが、私にとっては、身体を休めることもできるし、ほんの一時のゆっくりした時間が持てるので嫌いではない。


photo サンタモニカ海岸でトレーニング

2009年7月15日水曜日

合宿終了間近

明日で、合宿終了!
今回は、初日から 足底筋膜炎の選手、膝の軟骨再生の術後の選手を担当させられたので大変である。今も担当しているがこれから先も当分は付き合わなければならないだろう。
18日からはアメリカ遠征で3都市(どこに行くかも知らない確か最初は、ロサンジェルス 最後はボストンらしい)を訪問し、試合の合間に治療するとなると休む暇もなければ 観光など全くできなくなってしまう。
職業選択の失敗である。
合宿のたびに思うのであるが、コーチは練習中だけが仕事、後はリラックスしている。マネージャーとトレーナー16時間ぐらいは仕事、そしてドクターは、24時間仕事である。
まあ、私の職業がマネージャーでなくて良かったとは、思っているが!

2009年7月13日月曜日

雲の上の人?それとも友達?

昨日は、シーズン最初の試合であった。相手は、varese。
ベルルスコーニ会長(現イタリア首相)も今シーズン初めて練習場のmilanelloに姿を現した。
彼は、いつも自家用ヘリコプターで来るが、事前に5人ほどのガードマンが来て辺りをチェックし、その後1時間ぐらいして到着する。帯同しているガードマンも5人ほどいるので総勢10人である。選手に話をし、レオナルド監督等と食事をした後 帰ろうとしたところに チホージ(サポーター達)が、シルビオ、シルビオと連呼したのである。そしたら なんと会長は、乗りかけた車から降り、チホージに向かって歩き始め、塀の向こうのチホージと握手をし始めたのである。この行動にガードマンのシフトも臨機応変にサラッと変わり、お見事であった。
シルビオの合唱がさらに盛り上がり、10数人のチホージも興奮気味であった感じがする。

こちら、イタリアでは、庶民と社長とか政治家とか俗に言う身分の高い人との関係がとても近い感じがする。
大会社の社長と会いたければ、その会社の近くのBARに行けば結構会えるし、有名人ともその生活圏内に行けば気軽に話せるから面白い。
現イタリア首相対し シルビア、シルビア、ちょっとこっちに来て!という方もいう方だが、それに反応し、そこへ行く首相も大したものだ。日本では考えられないことだろう。
まあ、私は、イタリア首相と握手したことはあるが、日本の首相はテレビでしか見たことがないから比べられないけど。

2009年7月7日火曜日

七夕

今日は、七夕だったんだ。日本は、晴れたかな?
こちらは、朝方は、小雨だったが、昼過ぎから とてもよい天気になった。

まずまずの出足

昨日からシーズンが始まった。合宿初日、2日目 無事終了。
ブラジル、イタリア代表選手は、フェデレーションカップに出場したので まだ 召集されていない。朝から晩まで ほとんど休む暇がない。ようやく2日目の22時30分にPCを開くことができた。
あと 17日までこのような感じだと疲れてしまう。
今日はもう寝る buona notte!

2009年7月4日土曜日

効いた!

先日、友人家族と海水浴に行って来た。私が、時間がある時、つまり、6月のシーズンオフしか家族と出かけることはできない。子供たちがイタリアの現地校に通っている時は、6月第1週の日曜日から9月の第2週までが夏休み。3か月以上もあるのだ。

当時は、一時帰国もみんなでできたし、旅行も一緒に行けた。それにヨーロッパは、6月のヴァカンスは メチャクチャ安いのである。もうかなり前になるが、バルセロの北の町に行ったが、飛行機代が一人往復20ユーロで 3星ホテルが3人部屋、2食付きで1部屋8000円であった。プールも大きいし、大変満足した記憶がある。

しかし、子供がミラノ日本人学校に通うようになって 日本と同じカリキュラムでこちらでも行われているので6月の私の休みと子供の休みは全くマッチしない、
したがって、6月の週末はとても大切である。

まあ こんな状況の中、GENOAの近くのRAPALLOに海水浴に行って来た。

天気があまり良くなかったが それなりに楽しんだが、友人が、クラゲに刺されたのだ。
 結構ひどいのである。監視員の所に行ったらアルコールをつけなさいと渡された。そこで2か所のうち、1か所には馬油をつけ、他方はそのままの状態にしておいた。最初の3時間ぐらいは、両者に差は無かったが、時間が経つにつれ馬油を塗った方が赤みが取れ、 炎症が引き始めていた。

その後、一方だけ馬油を付けてと言って馬油を友人に渡したが、結局、彼は、両方に付けたのでその先の違いは分からなくなった。

やっぱり 馬油は効くな!!!

驚いた やっぱり効果ある KINESIO

先日、隣の家のお兄さんが、ゴールキーパーしていて無理な姿勢でセービングして肩を痛めたから見てほしいと言われた。

肩鎖関節の捻挫である。


関節に変形はないが 圧痛あり ROM制限もあり、運動痛があった。私の診断では、ほっとけば治るだろうし、ダメならそれから治療していけば良いと考えた。



「たいしたことはないから、氷で冷やして そして 2~3日様子を見てから治療をしよう」と 言おうと思ったが、ふとKINESIOテープをやったらどうかという考えが浮かんだ。
まさに絶好のモルモットである。
棘上筋の緊張が取れればそこそこ痛みや可動域制限も取れるのではないかと思ったからである。
鍼では、刺激が強すぎるとひどくなりそうだし、皮内鍼も良いけど手元になかった。 それにも増して、イタリア人に 「ハイ、今から鍼します」というのも面倒だし、説明が大変である。
それに対してKINESIOテープでは、ひどくなることは絶対無だろうし、KINESIOによる自動マッサージで棘上筋の緊張がほぐれれば、炎症がとれ、可動域は改善されるだろう。という推測である。
隣人には、MAGIC TAPEを貼るから痛め止めの薬を飲まないで、貼らないで、塗らないでとお願いした。



翌日、結果はどうか気になったので帰りに寄ってみたら、肩の可動域は改善しているし、圧痛こそあるが、運動痛はほとんどなかった。


「このマジックテープには薬が貼ってあったのか」と、彼に聞かれたので、
「何も塗ってないよ。ただのマジックテープだよ」と、私は、答えた。そして 「効くと思えば効くんだよ。」と加えた。


そして、また、新たにテープを貼ってあげた。

なかなか やるじゃないの KINESIOTAPE

KINESIO TAPE

 馬油との出会いのところで少し書いたが、 KINESIO TAPEについて書いておかねばならないと思う。

 最初のKINESIO TAPEとの出会いは、もう20年前くらいになると思う。加瀬建造氏の本を買って自分なりにやってみたが 通常のテーピングの一方法ぐらいにしか思っていなかった。というより テープを貼って、怪我、凝りが治れば医者なんていらないくらいに端から思っていたし、バカにしていた。

 その後、ときどき KINESIOをしてプレーしている外人選手(サッカー選手ではなく、陸上、バレーボール等)を見かけては、気休めテープを貼っているよと思いながらも、あまりにも 頻回に見るようになってきていたので、ちょっと勉強してみようかという気持ちも心の隅に出てきていた。
 そこで、ピグロ(めんどくさがり屋)な私は、すぐにサイトを調べるということはせず(所詮、サイトを立ち上げてる人は、それにハマっていて「アバタもエクボの世界」だと思う)。


 しっかり勉強している友人を思い浮かべてみたが 私の周りにはなかなか思い出せないのである。よ~く考えてみると一人いた。それが金成仙太郎さんである。そこで 彼を尋ねて 千葉の国際武道大学まで行ってみたが、彼の答えは、
 「効果ありますよ。特に膝の慢性的な腫れなどには、好んで使ってますよ。」
とのことだった。
 彼が言うなら勉強しようかなと思うようになってきていたが、、それ以上進んでいなかった。

 そうこうしているうちに次の出会いがあった。
 それは、Dr.MANARA(現 ACミランドクター)である。


後に続く


PHOTO:私の最初のKINESIOで、納得した腰のKINESIOテープ




2009年7月3日金曜日

尊馬油との出会い



私は、一年前から馬油に興味を持ち始めている。
尊馬油が我家の必需品になったのは、もう4年ぐらい前である。長男のアトピー性皮膚炎がそれである。彼には、いろいろ試したが、この尊馬油と美肌水が、彼には無くてはならないもとなっている。そして それを使わせた女房がずっと以前からの愛用者だった。そして 遅れて3年で今度は、私が夢中になっている。
彼らは彼ら自身が納得しているから使っているので まあ 当り前である。 私は、自分にではなく、仕事で出会い、最後に辿りついたのが尊馬油である。
その道のりは大変長いのである。
遠藤家は、イタリア在住10年であり、オムツをしていた末っ子がもう小学5年生だからこの10年は長いと感じる。
この子たちには、お金もかかるので ミラン以外の仕事として、バイトで患者さんを治療しているのであるが、これが安定性に非常に欠けるのである。患者は治れば、それで終わり、治らなければ 他へ行ってしまい、それで終わり。つまり、去って行くのが早いし、私も常に集中し、全力投球しないとならないので辛いのである。
そこで 無い知恵を絞って考えたのだ。
一生懸命にやって治した患者さんをどうにかキープする方法は無いものか。そこで思いついたのが、毎回の治療に健康保持のため、また、痩身のためのマッサージを加えれるということである。

以前より 私の同級生で隆さんという治療の達人がいる。彼のところには、毎年いろいろと治療法を教わりに行っているが、彼は、痩身、健康のマッサージをもしていて それを教えてもらっていた。(これについては後々書くことにする。)
これが リンパマッサージである。これをやり始めたらなかなかうまく行き、患者さんが逃げなくなったのである。そして、使うオイルまたはクリームをいろいろ試していたのであるが、どうにも納得がいかずにいた。 (これだけでは まだ 馬油には出会えない。)

そこに今度は、KINESIOテープの登場である。
大学時代の友人の高田さん(株式会社 ザオバ)が、KINESIOテープを販売し始めたが、それと同じ頃、ACミランもチームドクターが変わり、新しいドクターがしきりにKINESIOテープの良さを我々トレーナーに説くのである。それで しぶしぶ講習会に参加したのであったが、最初は、私たちもマジックテープとバカにしていたが、自分がやってもらうとなかなか調子が良いし、そして理論もわかってきた。
そこで 自分が痩身マッサージをしている患者さんにもドレッシング目的のKINESIOテープをやってみたら、これがとても効果的なのである。患者さんは、治療後 毎回 KINESIOを要求してくる。しかし、クリーム等使ってマッサージをするのでテープが貼りつかないのである。何か良い方法がないかと考えていた。また、それと同時にKINESIOテープの研究も日々していた。


そんな時 女房を実験に
使って痩身KINESIOを試してみたら、彼女は皮膚が弱いのでテープ負けしてしまい、赤く腫れあがってしまった。早速 高田さんに聞いてみると、良いクリームがあるからそれを送るよ!と送ってきたのが馬油配合のクリームであった。
そこで、その馬油配合のクリームを塗ってKINESIOテープをしてみたら、腫れなくなったし、最初の赤い腫れもそのクリームでどんどん治っていくのである。 女房にこれは凄いよ!というと、馬油が入っているからでしょ!それなら 尊馬油の方が100%馬油だからもっと良いのでは無いかと言われ 使ってみることにした。
これが 私の尊馬油との出会いである。

後に続く!

photo:尊馬油

RIUNIONE(meeting)




 今日は 朝からミーティングづくしで終わった。
 まずは、レオナルド監督の方針説明。続いて医療グループミーティング、そして また 最後に 全体ミーティング。
 インテリジェンサを感じたレオナルド監督だった。また、ブラジル人らしくチームを家族に例えての説明がたくさんあった。
 トレーナーのボスにMOROSIがなったが、人情がある奴だから協力してあげたいし、彼も私の長所を引き出そうと仲間に問いかけてくれた。大変ありがたいことだ。
 20年ほど前に まだ トレーナーの駆け出しの頃、私の師匠 柳田先生が、言ったことを思い出した。
医療のチームもどんな組織も同じで、能力のあるない、できるできないではなく、仲間を尊重し、助け合えるかが最も重要だと言われたのを覚えている。この年になってようやく分かってきた。
外国は、個人主義だとか契約主義だとか言う人がいるが、日本人もイタリア人も人間だから感じることは同じである。むしろ恩義を感じる感度は強いと思う。
photo:2007年12月のトヨタカップ ホテルでの食事

2009年7月2日木曜日

いよいよ仕事開始


今日は、一か月ぶりにmilanelloに行ってきた。
7月6日から合宿が始まるため、その準備である。

今回は、同僚の大幅な入れ替わりがあったが、出て行くリストに私の名前が載っていないことは、幸いである。それに7月6日の合宿召集の通知が来たから契約更新OKということなのだろう。

まあ、この10年間に、ミランは、トレーナーを切ることは ほとんど無かったが 今回は、ばっさりやっている。やはり、試合の負けが多くなると我々も危なくなるということだろう。

契約更新の話を全くしてないが、給料も条件も変わらないということなら良いが、後から、30%給料ダウンとかの話は無しにしてほしいがどうだろう。それに今年も遠征は行きたくないので契約条件に入っているか確認しなければ、後でもめるのは嫌だから。

ちなみに 昨年までの私の同僚を紹介しておくというか 記録にしておこう。0は残留、xはアウト。

boerci roberto 伊 0
puricelli giorgio 伊 x
morosi roberto 伊 0
vrivenjac tomislve クロアチア x
palorini cristiano 伊 x
paesanti marco 伊 0
tilson bill 米 x
endo tomonori  日 0

記録 皇潤 1箱目終了 6月12日~7月2日
photo:2007年のチャンピオンズリーグ優勝のメディカルグループ

2009年7月1日水曜日

はじめに

今日から ブログを始めることにした。
11年目に入ったイタリア生活。
そろそろ考えていることを実行する時が来たと同時に仲間の意見も参考にして次のステップへ ジャンプ!!!!