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2009年12月28日月曜日

ご無沙汰してました

大変ご無沙汰してしまいました。
18日にオヤジが他界し、19日のFIRENZE戦が中止になり、20日に帰国し、21日昼に清水の着き、6時から通夜、22日葬式、23日から実家の片づけ、28日の今日 今さっき無事我が家に着いた。
オヤジが調子悪いのは、ある程度分かっていたので、8月には、子供達をオヤジに会わせ、一緒に食事をさせたりしていたので子供達とは一緒に行かなかった。

チームは、今日から練習が再開されたが、私は30日から出勤することの許可をとった。
これから この一週間にあったことなど書いていきます。
今日は、疲れてますからもう寝ます。


2009年12月11日金曜日

がんばる


皆さんは、「がんばる」ということをどう考えるだろうか。

何でもがんばる。がんばって力を出し切る。がんばったからご褒美をあげる。

まあ、子供時代には周りからよく言われた。

この「がんばって」というのは、「100%でやる」ということなのだろうか。

だとすると この言葉は、あまり良い言葉ではなさそうな気がする。

私は、「ほどほどに」の方が子供も大人も力が発揮できるような気がするし、成長する気がする。

ほどほどにやった方が、こつこつできるし、長続きする。

だいたい、人の身体トレーニングも習い事もほどほどにやるから上手くなるのである。

私は、過去にがんばり過ぎてダメになった選手をたくさん見ている。

物事、何でも100%でやったら壊れてしまうのは当たり前だし、だれでも分かることだ。

私は、世界のトップクラスの選手を見ているとそんな感じがする。

また、指導者もがんばり過ぎないように指導する場面に遭遇することがたくさんある。

一般的に、子供も大人も自然にがんばってしまうのであり、それを抑えるのが指導者の役目の気がする。

私は、選手時代にがんばり過ぎて注意されたことは一度もなかった。これは、私のがんばりが足りなかったのか、それとも 指導者が分っていなかったのかどっちだろうか。もちろん 前者だろう!









PHOTO;赤ちゃんは もうすでにがんばっているのだ!

2009年12月10日木曜日

abbiamo passato!


試合内容は、全く良くなかったが、とりあえず、チャンピオンズリーグ 一次リーグを通過した。
ユーベは、ホームで1-4で敗れ、通過できず、フィオレンティーナは、1位ですでに通過、インテルは2位で通過した。

まあ 当たり前だが、ヨーロッパでベスト16になるには、簡単ではない。
試合終了後、ホテルで乾杯し、その後、美味しいワインをちょっと飲み過ぎて、選手の治療をしたので選手に指摘されたが、酔っぱらっていたので、私も強気で、「このくらいの方が、力が入って良い治療が出来るんだ」と言って治療した。
翌朝、頭が痛かったから、私が思っていた以上に酔っていたのかもしれない。
まあ たまには、愛嬌があっていい!(日本でこんなことをやったら問題になるだろうが、こちらは平気!)

通常は、試合終了後すぐにミラネ―ロ(練習場)に戻って、そこで寝るのであるが、今回は、チューリッヒの空港
が、夜遅くまで開いていないのでホテルに泊まらなければならなかった。
翌日12時にミラネッロに戻り、怪我人の治療等でミランの仕事が終わって プライベートの仕事、しかし、フロントの奥様から連絡があり、また 仕事という月曜からの長い3日間が終わった。



PHOTO:モンテナポリ通りの自動車植木鉢もNATALEの準備は出来ている。

それと飲み過ぎたワイン!

2009年12月7日月曜日

チャンスはいつかやってくる。

今日は、久々にチャンピオンズリーグの遠征に帯同し、スイスのチューリッヒに来ている。

週末以外は遠征に行かないことにしているが、いろいろとあって来ることになった。

明日の試合は、一次リーグを突破できるかどうかの重要な試合である。だから、勝てば、チームには 賞金が入ってくるはずだから、フロントサイドは、気合いが入っている。

ところで 昔 だれかが、「負けるケンカはしてはいけない」、また、「現在を考えるよりも未来を考えることが必要だが、決して先走り過ぎてはいけない。3歩ぐらい先がちょうど良い。」

ということを言っていた。

先日、イギリス帰りの同僚に突然、次のようなことを言われた。

endoー お前の弟のtomonoriはいつ帰ってくるのか。」

「今、何をしているのか?」

「あいつは 良い奴だったなー」

私は、すぐさま 何が言いたいか分かり、こう答えた。

「イタリア娘にほれ込んで、ナポリにいちゃったから もう戻らないよ」

この同僚は、5年前に1年間ミランにいたが、上司と合わず、首にされ、再び戻って来た理学療法士である。

彼は、良いと思ったことは、どんどん実行するし、チームの中では彼が一番仕事をし、選手からも信望が厚いし、経験も豊富である。しかし、これが、サラリーマン化している同僚からはある意味煙たがれているし、ボスからはそれ以上に嫌がられているようである。

こんな彼には、昔の私が、バリバリ仕事をしていたのに対し、最近の私の仕事ぶりに物足りなさを感じているのだろう。

だからこのようなことを言ったのである。

以前の私は、まず、ミランの選手に認められることが、最も重要だったので、ドクターの指示でやって治るはずがないと思った時は、隠れて鍼をしたり、勝手に別の治療したりして、私の実力を選手に示し、それを認めてもらおうと懸命だった

いろいろ失敗もしたし、上手く行ったこともあった。

ある時、隠れて治療して治したまでは良かったが、選手が、それをドクターにばらしてしまい 医療部のミーティングで血祭りにあげられたこともあった。また、上手く行った時には、選手から私の1ヶ月の給料分程のボーナスをこっそり貰ったこともあった。

そうこうしている内に、他の同僚達には無い技術を私が持っていることが、徐々にある特定の選手には理解されてきている。それから私を必要とする選手にしか触らず、対象範囲を下手に広めなかったので余裕もでてきている。 だから最近は、上司も簡単に私を首に出来そうもない雰囲気になりつつある。

一生懸命やることは、ある意味、同僚から選手を奪うことになってしまうことである。自分なら治せるとか治せないとか言うよりも、気持ち良く仕事が出来ることがある意味大切だと感じている。

しかし、これは、ある意味では、チームに対する反逆行為であると分かっているが、リスクを冒してまでも良いことをしようとは思わない。私には4人の子供が口を大きく開けて家で待っているからである。

これ以上良くなってもそれに伴なって評価(サラリー)が上がるわけではないことも十分に分かっているからである

しかし、子供が成長して行けば、お金は必要であるので、どこかでがんばらねばならない。 守備に回ってばかりはいられない。攻撃に出なければならないのだ。

これを考えると、ミランで今以上にがんばることよりも、現状の信用と真面目さを損なわない程度で どれだけ他のことに力を注げるかということになる

私は、現在、ミランの他にプライベートで数人の患者さんを持っているが、遠征に行かなければ、その分の時間をそちらに注げ、収入は増えるのである。

しかし、ミランの仕事を疎かにしたら、それですべておしまいになってしまうことも重々承知である。

したがって、その辺の匙加減がむずかしい。

今年の契約更新の話の時、金銭の話はせず、少なくとも週末以外の遠征に帯同しないという許可をフロントから得た。これは、私にとっては、重要なことだった。エネルギーをミラン以外で使えるということである

しかし、だからと言って、今後、ずっとこのようにサラリーマン的に仕事をする気は全くない。

いつかは、今まで経験したこと、自分が正しいと思ったことをすべてやって、自分のイタリア生活を締めくくりたい。

少なくとも、昔、清水エスパルスにいたときのような戦い方はもうしない。ちょっと賢くなったところを見せなければならない。

今は、自分の城を固めて、勝負する時をじっくり待つことだと思っている。

2009年12月4日金曜日

緊張感

選手よっては、年間公式戦で60試合をこなし、代表選手は、シーズン中は、常に週に2試合をすることになる。
これが皆さんには、どのように感じられるだろうか。
ミランの選手レベルになれば、週2回の試合が、特別の物ではなく朝飯前ぐらいの簡単な物ぐらいに思っていると思っているのではないだろうか。

基本的に、試合の前日は、ホームゲームの場合、milanelloスポーツセンター(ミランの練習場)に宿泊し、アウェイでは、ホテルに泊まる。
これは、試合前の準備のためであるというよりも試合に集中するためである。
私は、ホームゲームで時々、遠征では、選手と一緒に宿泊するが、選手のその様子は、いろいろである。

ある選手は、いつもと変わりない態度で陽気であったり、ある選手は、明らかに様子が変わる。
様子が変わる選手の一番は、身体のどこかが痛くなる場合が多い。そして、選手によっては試合直前まで訴え続け、本当にこの選手は試合が出来るのかと思うくらい痛い、痛いと言っている。
しかし、グランドに入ると また 別人のようにさりげなく優雅なサッカーをし、そして、試合が終わった後は、治療はもちろんせず、痛いの一言もなしでロッカール―ムを出ていく。

これらは、明らかに緊張からである。そして、それが、国内リーグ戦でも同じである。

皆さんは、こんな選手をどう思うのだろうか?

私は、こんな選手は立派だと思う。
常に自分を試合前に最高のコンディションにするために全力を尽くすという意味で、立派である。
明らかに過緊張なのであり、無駄なこともいろいろあるが、私がもし選手ならここまで出来ない。
以前に、私もそれに付き合わされ、試合前日の夜に3時間もマッサージをさせてもらった経験があるが、あまり、嫌な感じはしなかった。

先日、いつものピッコロピアニストと治療中に話したが、彼女も演奏前は、唇が真っ蒼になるとお母さんが言っていた。本人は、「それが普通でしょ」とあっさり言っていた。

どちらにしてもこの過緊張が、最高の結果に欠かせない物なのではないだろうか