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語学

私は、副業で 出張治療をしているが、フランス人婦人の治療に最近通っている。そこに2歳になるSAN君がいる。
この家庭は、お父さんが、ギリシャ系のイタリア人、奥さんは、フランス、コルシカ島出身の活発なご婦人であり、お手伝いさんとベビーシッターが、フィリピン人である。 このSAN君が私に対し、最初のうちは顔見知りして話かけてこなかったが、最近、やたらと話しかけてくるが、何を言っているか全く分からない。
なぜならば、この家庭では イタリア語、フランス語、英語がチャンポンで使われているのである。 このSAN君には2人のお姉ちゃん(11歳と13歳)がいるが、お母さんとの会話は、イタリア語、フランス語のチャンポンであり、そこへお手伝いさんが、英語で話しかけてくると、突然、3人の会話は英語になるのである。 したがって、このSAN君は、この3カ国語をチャンポンにして私に話しかけてくるので 理解できるはずがない。お酒のチャンポンの経験はあるが、言葉のチャンポン、しかも3カ国語は、初めてだった。 このSAN君は何も知らず、ある歳になった時には、もう3カ国語が出来るようになっているのであろうから 日本人にとっては大変うらやましい話してある。 このような語学教育もあるのだなと思ったが、まずは、両親が3カ国語が出来なければ始まらないかな!

スペインサッカー連盟とパートナーシップ協定

自分で決めたノルマとして 週2回、月8回のブログ更新としていたが、今月は、あと2回更新しなければならない。自分で勝手に楽しんでいると思われるかもしれないが、ブログを書き続けるということは、ある時は、苦痛である。 ところで、先日、磯部君と一緒に来た時田さんに、日本サッカー協会がスペインサッカー連盟とパートナーシップ協定を結んだことを聞いた。 インターネットで調べたら 協会のホームページに載っていた。 外野の立場の私だから言えるが、この協定で何が生まれるのであろうか? もう「モノマネ」はお終いにしよう! 真似していたら いつまでたっても2番である。
私の心配(本当は、どうでも良いのだが)は、スペインは素晴らしいサッカーを展開する国である。 しかし、その背景である文化があまりにも日本と違いすぎる。彼らは勤勉では無い。 まだ、イタリア人の一部の方が勤勉である人が多いように思う。
先日、オランダ代表のHunteraar選手と話していたら、レアルマドリットで働いていた頃は、週1回の完全休暇があったが、ここACミランはなぜないのだと聞いてきた。これがすべてである。 練習もミラン程やらないし(練習すれば良いというものでもないから ここは日本人も参考にすべきかも)、医療グループもマッサージだけで補強のトレーニング等は全くしないと言っていた。 たぶん、今回の協定でスペインの代表者は、日本を視察して、日本の充実ぶりにビックリして、日本から勉強することの方が教えることよりも多いのではないかと私は勝手に思っている。
もし、私が、協会の関係者なら、今現在、チェコのサッカー協会会長であるイワン ハシャック氏をアドバイサーにし、日本人の使えそうな指導者を送り込むことである。 たぶん、彼は、クラマー氏イビチャ オシムに次ぐ日本サッカーの理解者であり、経験者であるのではと思う。 なぜならば、彼は、日本のことを良く知っているからである。これは重要である。 そして、世界、ヨーロッパのサッカーを良く知っているし、自国と他国の違いも肌で感じている。(他国に出たことがある人間は、その国での当たり前であることが 当たり前ではないからだ)
花形のサッカー先進国を追いかけることも大切だが、それは、マスコミに任せておけばそれで良いと思う。 それよりもサッカー協会は、日本文化を良く理解している人物に絞ってそのツテで、「指導者とはどうあるべきか」とい…

海外遠征

今週は、同級生の磯部君がミラノ経由で ウクライナの ディナモキエフと少年の交流試合をするために来欧した。 彼は、もう10年もの間、ミラノ経由でミラノはもちろん、リスボン、イスタンブール等で自分のクラブチームを連れて来ている。 去年、今年は、ウクライナの ディナモ キエフである。私のミランでの友人があちらでGMをしているので彼を紹介し、実現した。 私は、子供達には、なるべく現場を経験してほしいと思っている。 他人事でテレビで観るのと現場に行って観るのでは 明らかに違うのである。それは 試合だけではない。 数年前にサンシーロスタディアムでユベントス対ミランの最高のカードを観ることが出来たのである。 彼らが入場するのと同じ頃、ユーベファーンも入場し始めていたのであるが、その際、暴れて ミランファンと衝突した現場に出くわしたのである。 子供達は、対岸の火事のようにそれを珍しそうに見ていたのであるが、私も帯同していて、「見ている余裕のなどないので 早く逃げろ! すぐこちらまでやってくるぞ!」と言って子供達を避難させたことがあった。 最初は、珍しそうに他人事のように思っていた子供達は、急に顔色を変えて非難し始めた。その危険性の度合いが分からなかったのは当たり前であるし、日本では起こらないことである。 そして、今回は、地下鉄でスリに出あった子供がいた。パスポート、チケットはやられなかったから良かったが、これも地元 静岡では 経験出来ないことであろう。 やられた選手は、今回の遠征で、自分の試合のこと、ナポリ対ミランの試合のこと以上の貴重な経験と思い出を作ったことになる、この経験が海外遠征の重要な点であろう。
日本は、平和なのである。
磯部君は、子供たちをなるべく現場に近付けるため、観光バスを使わず、地下鉄を使い、昼食は、競技場の近くで各自勝手に買って食べさせたりと工夫している。その分引率者は大変だが、良い経験となっていると思う。

フィジカル4

フィジカルについて何回か書いているが、以前にピアニストの練習について「ピアニストは、ピアノを演奏することが ウォーミングアップであり、トレーニングである」と書いたが、それは間違っていないようだが、それですべてが上手くいくほど簡単なものではなさそうだ。 以前より、15歳の少女(日本人の母、イタリア人の父)を診させてもらっているが、色々と話を聞かせてもらって、ピアニストのトップクラスもフィジカルの重要性をサッカー選手以上に感じている。 ピアニストのトップクラスは、一日5時間から8時間もピアノを引くそうである。(サッカーはたった2時間である。) この練習量に耐えるだけのフィジカルを備えているかどうかがとても重要となる。 ある程度の技術があっても練習をこなせるだけのフィジカルを備えていなければプロの道を断念しなければならない。そして、腱鞘炎などの慢性痛を持っていれば、ある意味で、プロとして大きな障害となる。 まず このピアニストを見てほしい 彼女は、姿勢も決して良いとは思わないし、こんなでやっていけるのだろうかと思うが、身体も大きいし、頑丈なのだろう。日本人には絶対真似できないタイプである。 そして このピアニストはどう感じるだろうか スリムであり、姿勢が良く無理な力が入っていない感じで、身体がバランス良く動いている感じがする。 そして最後は、このピアニストである。 身体全身を使っている。彼女は、こうしないとピアノが引けないのではなかろうか。 以上3者の違いを私の独断で勝手に解釈したが、要は、自分にあったフィジカルでピアノに対応している。ピアノの鍵盤の大きさは同じであり、自分にあったピアノは通常持ち運びできないので ピアノに合わせた引き方をそれなりに作りだしているし、作れなかったピアニストは、トップの世界から降りているのだろう。 これは、サッカー界でも同じなのであろう。真似しては勝てないのだ。 先日 彼女のお母さんがあるピアニストがかなり椅子を高くしているYOUTUBEを発見し、試してみてはと提案してきた。私も「良く見つけましたね。」これがすべてだと思い、これで前腕の痛みは取れるだろうと確信した。そうそう椅子を高くしてみたら 今までの前腕の痛みは日に日に楽になり、練習量を増やすことが出来るようになったのである。 そして、お母さんには、「数週間したら肩か首に違和感が出てくるからね」と前もって言っておい…

フィジカル3

以前、プリマべーラ(日本でいうサテライト)で仕事をしていた時、当時、育成部の統括部長であったフランコ バレージ氏が、18,9歳の選手と一緒に練習をしに来た。
身体は、もうひょろひょろで昔の面影もなかった。そして、ゲーム形式のトレーニングをしている時、あまりにも分かっていないディフェンス選手をみかねて 私の動きについて来いと言いて その選手を自分のすぐ後ろに置き、前に後ろに左右にと動いてその場の状況で下がるべきか上がるべきかの判断の重要性を指導していたのを憶えている。
そして、最後に、選手全員に交じって、ハーフラインからゴールラインまで後ろ向き(詳しくいうと顔は前を見ながらも身体は半身で後進している)ダッシュをしたら なんと、バレージ氏が、他の選手をおいてダントツで一位であった。
私は、ビックリした。
他の若い選手と走り方が違うし、安定しているのである。したがって、すぐに止まっても身体がぶれそうになく、また、方向転換もすぐに出来そうで安定してして、しかも速いのである。
これが、世界一のセンターバックだ。と感激したことを憶えている。
身体は決して大きくなく、その分頭の良さ、判断の良さがバレージの信条と思っていたが、後ろ走りで若い選手を置き去りにし、ダントツの一位の走りはお見事であった。
確かにバレージは、自分がマークしているホワード選手が前に走れば、自分は、後ろ向きで走らねばならないのが彼のポジションである。
もし、ホワード選手は、自分をマークしているバレージ選手を振り切れなければ、さぞかしプレーしにくいことになる。そこにバレージ選手の強さの秘訣があったのかもしれない。
もし、バレージ選手にこの後向き走りの速さが無かったら、あのバレージは無かったかもしれない。
みんな一流選手は、何か超一流なものというか特技というか特長を持っているのだ。

データが好きなフィジカルコーチは、それぞれの選手が、「試合で何キロ走るのかとか?」よりも、試合中の動きで、90分間に何回ダッシュをして、何回タックルをして、何回ターンをするか知っているだろうか。また、もっと詳しく、右ターンが多いのか、左ターンが多いのかまでも知っているのだろうか。

それを考えてトレーニングするのが フィジカルトレーニングではないだろうか。また、それを考えてメニューを作るのが、フィジカルコーチの仕事ではないだろうか。

フィジカル2

昨日の試合は、完敗でした。 前回に続いてフィジカルについてもう少し書きたい。 サッカーにおいてのフィジカルは重要であると考えるのがモダンサッカーの常識である。 しかし、我々は、もう一度考え直す必要がありそうだ。フィジカルといっても、いろいろな意味があり、単に身体能力が高いことをフィジカルが良いと言ったり、身体の筋力バランスが良いということも、また そう言う。(これは最近、あまり重視されていないようだが、その身体にあったフィジカル、つまり整っているとでも言うのだろうか) 身体の筋力バランスが悪いがために年中肉離れとか、痛みを訴えている選手がたくさんいるし、良い物を持っていながら故障でサッカー界を去っていく選手も多い。そのような選手には、身体の筋力バランスをキチンと整えるという意味でフィジカルが重要視される。(前回の写真のような選手は、殿筋とか大腿四頭筋が強すぎるためハムストリングスの問題に年中悩まされている。)また、体幹が弱いため、身体のバランスが悪く、腰痛などに悩まされている選手も多い。(昨日のコメントにロナルディーニョではないかとあったが、彼のお尻は、これ以上に大きいから彼ではないのである) 世界のトップクラスの国の代表選手のフィジカルは、どうなのだろうか。 中には、化け物のような物凄いフィジカル(筋力がある)の選手もいるが、その反対にこんな身体でサッカーやれるの?という選手も必ずいる。このような線が細くて今にも倒れそうな選手でも、自分自身が身体的に他の選手に劣っているなどと全く思っていない。それは、なぜだろうか? それは、選手自身が自分の身体的個性を重視しているからである。決して自分にない物、出来ない物を求めたりしていないからである。また、幼少時からフィジカルの強い大男と一緒にやっているので何とも思わないのである。 このような当たり前が日本には欠けているように思う。 サッカーという競技は、いかに巧み(相手をだまして)に、相手のゴールにボールを運ぶかという競技である。速く走ること、高く飛べること、身体が大きいことが、100%有利ということでは全くない。 サッカーの中に占めるフィジカルの重要性についてフィジカルコーチに聞けば、大変重要だと言うだろう(これは当たり前だ) しかし、世界の監督は、フィジカルの重要性を日本人の監督よりも重要視していないと感じる。それは監督の仕事とは、どう戦うか…

フィジカル

イメージ
今、朝3時である。ローマ戦から今milanelloに着いたが、すぐには寝れないのでPCをいじっている。先日のbari戦は4時だったので 若い頃のようには身体が動かない。 ところで、先日、ワールドカップ本大会予選突破のための奇策が必要を言い、その中でフィジカルの違いを強調した。 今日はそれについて書くことにする。 私は、日本人は、決して世界に負けない物を持っていると思っている。しかし、それは自らをよく観察しなければ理解できないだろう。 世界を真似していては、理解することは、100%不可能である。だから 外国人監督の方が、日本人の特徴を理解し易いし、采配し易いのかもしれない。しかし、これも捉え方1つで変わってくる。 外国人(白人、黒人等)は、それぞれ自分たちの特徴を考えて、それにあったトレーニング、戦術を考えだしている。最も簡単に理解できる例として、天候によってその国のサッカーが違うということである。最近こそ世界中の競技場のコンディションが均一化してきているが、雨の多い国、暑い国、寒い国でサッカーは当然変わってくるし、トレーニングも違うのは当然である。(2006年のドイツ大会にウクライナ代表に帯同した時、サウジアラビアと対戦したが、彼らは、小雨の中での試合経験が大変少ない。見るから冴えなかったことを憶えている。) それに加えて、背が低い、高いという人種でも違うだろうし、また、宗教、その国民性からも変わってくるのは想像できるだろう。 この写真を見てくれれば日本人が、いくら頑張ってもこのような身体にはならないことは分かるだろう。 これを見てもどちらが大腿部か腰部か分からない。 こんな身体持っている相手に負けないための解決策は、2つある。 1つは、このようなフィジカルの外国人と日本人が結婚し、子供を作ることである。これが一番簡単である。 もう1つは、彼らが出来ないことと我々日本人が出来ることを理解、研究することである。 先日、isokinetic machineで脚力のテストをしたが、そのデータは、日本人より低かった箇所があった。また、以前、清水エスパルスで働いていた時もブラジル選手は、日本人選手よりも低かった部分があった。 サッカーにおいてフィジカルは、とても重要である。しかし、フィジカルがすべてではない。同じ戦術で戦えば、当然、結果はフィジカルの差がでてくる。そして フィジカルの重要性が話題にな…

五感の重要性

今日は 予定では練習であったが、一般選手は休養である。また、各国の代表選手は、それぞれの国または、試合会場に向かった日である。そんな中、PATO君が昨日の試合で、大腿部の筋に問題を起こしたので、私とボスの同僚が出勤した。 パトは、一ヶ月前に内転筋の問題で離脱し、最近復帰したばかりであった。 私が担当してはいないので時々しかさわらなかったが、かなり筋のバランスが崩れている感じが私自身したので、一応 ドクターには、報告していた。そして、今回また筋のトラブルが起こった。 私もこの道30年近くになるが、なんとなく分かって来たというか、何か違う、何か起こりそうという前兆を感じるようになった。(しかし、何も行動に移していないので 分かっていないことと同じであるのだけれども。) その結果が、いつ出てくるか分からないが身体は正直でいつかそれを出してくる。 フィジカルコーチはデータで判断しているが、こちらは、触って感じているんだから、どちらが信頼できるか皆さんにはすぐ分かるだろう。 しかし、データを好むのがエリートたちである。我々のような感覚でやっている人間は、勝てないのである。 「職人 遠藤」は、いつも笑われて終わりである。
私も昔は、データを重視した。しかし、人間の五感は、機械の数字よりもはるかに優れているし、五感で感じたことを数字、文字で表現するには大変である。 レントゲン写真で異常なし、M.R.I.で異常なし、エコーで異常なし、しかし、選手は違和感を訴える。 そこで 医師は、精神的な問題と片付けることがある. そして、よーく探ってみると問題点が見つかることがある。やはり、選手の訴えを尊重し、それを追及することは大切だ。例え、近代的な検査機械でネガティブでもそれがすべてでないことを十分に考慮しておかないと後でとんだしっぺ返しがやって来る。 と最近感じている。 今日も少し飲んでいる!