高橋先生

高校時代の英語の先生に高橋というのがいた。この先生が高校3年の担任だった。この先生は、大変個性的であったことを憶えている。当時の印象として、この先生は、英語の先生だけど英語話せるのかなと思っていつも授業を受けていた。
それから、この先生が、授業を脱線すると本当に為になることを言うのであった。
一番印象に残っているのがこれである。私に対して
「ゴールキーパーの練習において なぜ、ボールをとる練習ばかりして、素手で腕を早く動かす練習をしないのだ」というのである。当時は、何を素人が言っているのかと思ったが、今考えてみると道理が通っていることを言っていると思う。
ボールをうまく捕球することは、大切なことであるが、それよりもそこに腕を運ぶことがまずはできなければならない。それが出来なければ、いくらボールをとる練習をしてもしょうがない。
だから、素手で腕の上げ下げを全力スピードでする練習とか、サッカーボールより軽いバレーボールを使ってそのスピードになれる練習をしたほうが良いのではないのかと聞かれたのである。

今考えると、これが指導者に最も必要なことではないかと思う。
世界の監督がどんな練習をして、どんな戦術を使っているかばかりを考え、勉強することよりも、今、何が必要なのかを考えることである。
どこの監督がこうしているとか、ああしているとかは、関係ないのである。自分のチームに何が必要かどうすれば良いのかだけを考えることである。
今、この先生の授業を振り返ると この先生は、徹底してポイントだけを何度も繰り返していたように思う。
先生も講釈で理解できる生徒ではない我々に対して、いかに成績を上げるか!それなりに作戦を考えていたのだな!と思う。!

なぜ 今日こんなことを書くかというと、同僚がどこから聞いて来た知識か知らないが、選手の状態を最もらしく説明していて、周りはそれに対して感心していた。
ただ、私が感じていることとは、全く違う事を言っていた。
本で読んだだけ、人に聞いただけで 浅はかな推測ばかりするなよ。そんなに身体は単純な物ではないし、選手の身体が何を欲しているか感じようと努力しろよ!
と言いたかったからである。

しかし そう言う私も、その答えを最もらしく出せないから、全く分かっていない人と同じレベルに思われてしまっているのであろう!まあ、答えを出せないレベルなんだから、仕方ないな!

コメント

  1. この間、エディさんのブログで
    高橋紘ちゃんの話をしていたところです。
    紘ちゃん・・・くしゃみしまくり?(笑)

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  2. そして永遠の謎は,紘ちゃんが所帯持ちであったか否かです。

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