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2011年12月28日水曜日

pass and go と言うけれど どこに走れば良いの?

私が生まれた静岡の清水は、サッカーが盛んな街だった。小学校の教師でありながら熱心なサッカー指導者が多かった。
先生達は、サッカーを一生懸命に勉強したいが、その環境がなかったので 仕方がなく 本を読んだり 清水サッカー協会のコーチングスクールで勉強していたのだろう。

今でも 先生が、個人戦術が大切だからと言われ これを憶えている。
プレーはいつもこれが大切だというのである。

第一に 周りをみる!
第二に ボールに寄る
第三に 蹴ったら走る

今は、このような言葉は死語になっているのだろうか? もう何年も聞いていない。
では、今なら これをどう言うのだろうか?

第一に イメージを常に持ってゲームに望め。
第二に そのために状況判断のための情報をできる限り入手しろ
第三に そのために、いつも顔を上げてプレーしろ

こういう事になるのだろう。
それでは、個人戦術ではなくなってしまうが、クラッキの磯部君が、言っていたことだが、「その時点で何が必要か、」 「それに対してどうすることが最高か」、そして、「次に何が起きそうか、だからどうする」ということが個人戦術なのかもしれない。
それだけである。

その瞬間、どうすべきかを考えていない練習は、どんなに練習しても上手くならないのだろう。

昔、指導者が、サッカーは頭が良くななければ、良い選手になれないと言っていたが、指導者も同じことが言えると思う。
それには、基本を教えるだけで 技術も戦術等の他はいらない。それが頭の良い指導者であり、良い指導者であるように思う。
間違った理論を選手に教えて、判断材料を減らしたり、固定観念を植え付けるより子供自身に任せた方がはるかに良い。

このイチローのビデオもまた、参考になる。
打撃の理論すばらしい。野球を半分しか理解してない指導者の理論をハッキリといイチローは、否定している。そこには、何年も積み重ねてきた彼の理論がある。
ほんとうに素晴らしい



2011年12月26日月曜日

パネット―ネ


イタリアでは、クリスマス(NATALE)と復活祭(PASQUA)には、大きなパンケーキを食べます。
クリスマスでのこのパンをPANETTONEと言い、復活祭では、COLOMBAと言います。
このパネト―ネには、乾燥フルーツが入っていますが、何も入っていない物をPANDOROと言っています。


COLOMBAは、卵が付き物
PANETTONE 

日本でいうクリスマスケーキといったところでしょうか。ACミランのクリスマスパーティーでも最後にこのパネット―ネに生クリームが付いて出てきて、シャンパンで乾杯してこれを食べてお開きとなります。
また、今年1年お世話になった方にパンネットーネを配るのも習慣となっています。

我家でも毎年たくさんのパネットーネを頂き、いろいろな味を楽しむことができます。
そして、我々も、特長のあるパネットーネを見つけるとそれを持ってお世話になった方々に挨拶に伺います。

ここからが私の経験からのパネット―ネです。

1)まず、美味しいと思ったスーパーマーケットのPANETTONEは、TRE MARIEのものでしょう。価格は、クリスマス前に買って 11ユーロぐらいです。定価はもっと高いようですが、日本のクリスマスケーキと同じで いつ買うかで価格は全く違います。


2)ACMILANに出入りしている。ケーキ屋さん(PASTICCERIA)、CROISSANT D'ORが 私の所のは世界一、美味しいと言っている。(写真なし)今年は、購入しませんでした。

この店のカード

選手の誕生日、契約更新、若い選手の発出場、出産祝い等でここのプチケーキ屋(PASTICCERIA)を使います。









3)私の患者さんで、結構こだわりがある方から、ミラノで一番おいしいPANETTONEだと言われて頂いたもの。
味は ケーキに近い感じでデザートに良い感じ


















4)元イタリア首相、ACMILANの会長 Silvio Berlusconi氏 御用達と言われている所もの。
ケーキに近いというよりもパンに近い感じで朝食でも十分 いける


















5)家の奥様お気に入りのマロングラッセ入りのもの









感想:栗が好きな方にはたまらない

6)先日、営業の部長さんから頂いたもの

感想:私は、生地も硬いし、ブドウもたくさん入っているので好き

7)10年も毎年友人の ミケーレが持って来てくれる BINDIのPANETTONEとスパークリングワイン

感想:
中身を写そうと思いましたが、もうすでに3つのパネット―ネを開けてしまいましたので これは後日に











以上です。

ちなみに 日本で購入できる高価なPANETTONEは、以下のようです。

http://item.rakuten.co.jp/umano/perbellini-panettone_free/

http://item.rakuten.co.jp/umano/ginofabbri-panettone/

皆さんは、どれを食べてみたいですか?

来年は、これでビジネスだ!!!!!










2011年12月25日日曜日

素晴らしいイチロー(1)

クリスマス休暇に入って4日になり、初日は、怪我人の対応、2日目は、アルバイト、3日目は、お世話になっている方への挨拶、そして昨日は、1日中、家にいた。
仕事を全くしないのは、久しぶりだ。
YOUTUBEで、イチロー選手のトレーニングの様子を見つけた。


素晴らしい。
オフ中に野球で必要な動きを実際に240回動かして、自分の身体を調べる。
もし、翌日、どこかに違和感が出現すれば、それは、何か問題があるという事であり、そして、集中してやる時とそうでない時の身体の違いも言っている。

こんなすばらしいことを聞けるなんて今日はとっても得した気がする。こんなことは、学校の先生は教えてくれないし、どんな高価な参考書にも書いていない。


昔、エスパルスにいたころ、選手の中で腹筋トレーニングをすると、翌日、恥骨部分(下腹部)に痛みが出るからやりたくないという選手がいた。
それでは、どうすれば良いのだろうか。これがどういう意味であるかを考えなければならないと思って 長崎先生に尋ねたら、即答で、「そこが弱いからだよ」とあっさり答えたのを憶えている。
そこが弱いという事は、どこかが強すぎるということであり、身体のバランスが取れていないという事である。
したがって、このイチローのトレーニングは、すばらしいと思った。
今では、こんな単純なことと思うことだけれども、若い頃は、身体全体を観察することができなかった。

先日、同じような選手の例があった。
彼は、腰痛を抱えて3週間が経過していた。私は担当していなかったが、彼に対する治療を見ていたが、腰の治療ばかりしかしていなかった。
そして、最近、彼は、ついに練習もできなくなり、MRIという精密検査をしたが、小さなヘルニアがあるという程度で 特別には何もなかったらしい。ただ、腸腰筋がパンパンに張っているのでこれを緩めるトレーニングをしろとドクターが担当の同僚に言っていた。
私は、これを言われた同僚がどうするのかなと思っていたが、特別なことはしていないようだった。
この選手の腰痛には、あるトレーニングが関係していると私は思っていた。
それは、こうである。
彼は、1年前に右膝の後十字靭帯を損傷しているので、膝の安定のために毎日のように大腿四頭筋のトレーニングをしており、膝の調子は良いと言っていたのを憶えている。
私は、四頭筋のストレッチングをしっかりしていないため、徐々に骨盤が前傾し始め、腸腰筋を緊張させ、そして腰痛を引き起こしたのだと推測した。
しかし、私の推測を同僚も選手も私に聞いてこないのでそこで止まっていた。
そしてたら、同僚が、腰に鍼はできないかと聞いてきたので、私は初めて自分の推測を説明することした。
そして、四頭筋の柔軟性のテストをしたら、全く柔軟性が無かった。
私が、まず最初に膝のお皿の動きを良くすることを行った。それだけで 腸腰筋の緊張は緩んだのだ。
きっと 膝のお皿の動きが良くなり、四頭筋が緩み、骨盤が少し後屈し、腰の緊張が緩んだのだろう。
身体とはこんなものなのかもしれない。
それにしても プロフェッショナル イチローを感じるビデオである。

追加 
ところで 彼には、専属のトレーナーとかコーチみたいな人はいないのかな? だれか知っていたら教えてください。





2011年12月6日火曜日

EMOZIONATORE




サッカーにおいて監督というポジションを皆さんは、どのようにとらえているのでしょうか?
皆さん、それぞれの立場から見るのであまりにも抽象的な質問かもしれなません。
その対象チームのレベルが、アマチュアとプロでは違うでしょうし、同じプロでもそのレベルでかなり監督の役割、仕事内容が違ってくることは、想像できると思います。

そこで、もっと具体的に質問することにします。
世界のトップレベルのクラブチームにおいて、オーナー、監督、選手を重要度から順番をつけるとしたら どうなりますか?
という質問にしたら、答えやすいと思いますが、いかがでしょうか?

まず、重要度ナンバーワンは、もちろん、オ―ナーであることに異論はないと思います。
お金を出すのも、最終決定するのも、オーナーですし、オナーの道楽で経営されているクラブは、沢山ありますから当然でしょう。

それでは、次に来るのは、選手ですか?それとも監督ですか?(ここが 今回の重要な所)
選手であるという方の言い分としては、いくら良い監督がいても、選手がお粗末ならば勝てるはずがないということでしょう。
また、監督であるという方は、良い選手が、沢山いてもバラバラで、チームがまとまらなかったら勝てないと言うことになるのでしょう。

私は、100% 監督の方が重要であると思っています。
勝つためには、質の良い選手を必要とすることは、私も十分に承知していますが、どんなすごい選手でも使われ方次第で、スーパースターにもなれるし、ただの給料ドロボーにもなるのです。
選手という商品は、輝かしいダイヤモンドでもあり、単なる炭でもあるのです。それをどうにかするのが監督なのです。これは、世界のどこのクラスでも同じだと思います。

Jリーグのクラブオ―ナーは、監督、選手のどちらに重要性をおいているのでしょうか?
今回のように比べること自体が愚問と言われるかもしれませんが、良い選手を引っ張ってくることが最優先と考えてはいないことを期待します。
また、現役時代に有名な選手であっただけの監督とか、有名な選手であると言うだけで大金を出して引っ張ってくるというような最悪なことはしていないことを願います。
しかし、多くのクラブがオーナーの趣味で成り立っていますから、高いお金をだして有名所を取ってきて優勝するのが一番満足するのかもしれません。

しかし、お金があってもサッカーの知識がないオーナーは、その側近が重要な役割を担うのです。そして、その側近が、名前のある監督、選手を引っ張ってくるということで、世間でいう「優れている監督、選手」という安心料として 高額を支払うのです。つまり、オーナーへの言い訳を準備するためだけに高額の保険をかける事になります。
私的には、何も保証してくれない保険には、ちょっと納得がいかないのですが、現実には、オーナーも名前で納得してくれ、「横断歩道 赤信号でもみんなで渡れば怖くない。」 そうなってしまうような気がします。
オーナーの側近が、サッカーに対して自分の信念、考え方がなければ そうなってしまうのことも仕方がないことだと思いますけれど どうなんでしょうか。

ところで、話を元にもどして、監督についてですが、サッカーを戦術的に分析できる監督は五万といますし、勝つための体力、戦術、テクニックを持っている選手も山ほどいます。
しかし、その長短を上手く使いこなして、試合で良い方に発揮させることができる監督は、かなり少ない感じがします。
監督において、選手一人一人の精神状態をいかに捉えることができるかが勝つための「すべて」と言って良いと思います。
もともと能力が高い選手に精神的な自信を加えると、選手は、見違えるように力を発揮します。しかも、それが、世界のスーパースター級の選手でさえもそうなのです。
そう考えると、監督の重要性は、皆さんにも理解できると思います。
監督は、サッカーの戦術の勉強も必要ですが、それだけでは、ただの監督でであり、勝つチームの監督にはなれません。
選手の精神状態をしっかりと把握できることが、監督に必要な事なのです。
世界のトップクラスの選手でさえ、この監督のためなら「頑張りたい 死んでも良い」と思わせることができれば、一流の監督と言えるように思います。

なぜ、今回、こんなことを書くかと言うと 最近、リハビリで1時間以上も選手と散歩をするのですが、彼が、いろいろな監督の特長を自分の経験から紹介してくれるのですが、多くの有名監督は、選手の精神状態を旨く導く天才だと言っています。
カペッロもマウリーニョもそのような「EMOZIONATORE」です。

きっと日本の野球界の野村監督、落合監督もそのように私は感じますが、Jリーグにはそのような監督の名前が浮かびますか?






2011年11月22日火曜日

長崎先生

昨日、療養していた選手が、20日ぶりに帰ってきました。循環器系のトラブルだったので、我々にとっての通常のリハビリとは、違った復帰活動の開始です。
この選手は、とても個性的な選手で、なぜか分からないのですが、私と相性が合う選手で、私が今まで担当していました。
しかし、今回は、運動器系の問題ではないので、私は、担当しないであろうと思っていましたし、厄介なことには首を突っ込まない主義の私ですから、知らん振りしていましたが、そうはいかず、私が担当しなくてはならなくなってしまいました。

恥ずかしいことですが、今まで、新聞でしかその選手の様態を知らなかったので、詳しく知る必要があり、チームドクターに聞いても、さっぱり分かりません。ただ、これとこれをやればいいと言われたことは、かろうじて分かりました。
しかし、日本語での診断名すら知らず、内容もどのようなものか、現在の状態も把握できていませんでした。
たぶん、詳しく状況を日本語で説明されても分からないでしょうから、イタリア語で説明されたら、まったく皆無だろうし、聞かない方が良いだろうと思っていました。それに、チームドクターが、私に任せるくらいだから、特別注意することはないのだろうと、容易に考えてもいました。
しかし、やはり基礎は知っていないと 選手から聞かれたら困ってしまうし、選手よりも、知識が無いのも問題です。
どうすれば、良いだろうかと思いつつ、インターネットで色々探し、一応、基礎の基礎は、把握でき、次に具体的な事について知りたいが、誰に相談するのがベストであろうかと日本でお世話になったドクターを思い浮かべました。

そこで、この人しかいないというドクターがいることを忘れていました。
私にとっては、フィジカルドクターとしての認識が強く、私の先生へのイメージが、フィジカルコンディションからしか想像できず、循環器の疾患からは、全く想像ができませんでした。
私のブログのヘッダーにも書いている「長崎理論」の提案者である長崎文彦先生でした。まさしく彼こそ、この道の超スペシャリストでした。早速、先生をインターネットで探し、先生もブログを書いていることが分かりました。
私は、フィジカルの知識のABCを先生から教わり、この理論が私のフィジカルについての土台となり、選手のコンディショニングはこの理論をベースに行っています。先生からの基礎が無かったら、私のフィジカルの認識は、世間一般の薄っぺらいものになっていたと思います。今でも薄っぺらいですが。
先生に巡り合えたことをとても感謝しています。
早々、先生にコンタクトをとり、選手の状態におけるイメージ、そして、今後のトレーニングの方向性へのイメージができました。
やはり、スペシャリストは、ド素人にもわかるように説明してくれるものだと感激しています。

長崎先生のブログ









2011年11月19日土曜日

当たり


蛇の大群の結果は、ハズレのようでしたが、他で当たっていますので報告します。
ミラノに来て12年が経ちますが、また、先日も当たりました。

初めて当たったのは、6年位前だと思います。いつものようにアルバイトに行く途中に信号待ちの後、発進した直後、何かがぶつかった音がし、後ろの車からアンちゃんがで出きて、サイドミラーがあなたの車に接触して、壊れてしまったというのです。
アルバイトとの時間もあり、警察を呼ぶのも面倒だし、示談で済まそうと思い、いくらで良いですか?と聞くと、500ユーロ、でも200ユーロで良いと言われ、値切って100ユーロで解決しました。これが最初の「当たり」屋との出会いでした。

その翌日、職場に行ってその話をしたら、同僚から 「お前はお金持ちだな!」「100ユーロも見知らぬ奴にあげるんだから」と言われ 初めて 私は、やられた!と分かりました。何か変な感じはしていましたが、やはり そうだったのかと、反省しました。
しかし、今でも思いますが、上手くバックミラーをぶつけるものだと感心しています。(ホントにぶつかったのか分かりませんが、何しろ大きな音がしました)

それから、2回目の当たりは、子連れのアンちゃんでした。私は、今回は、上手く誘導してこのアンちゃんから金を取れないかと思い、最初は下出に出て、調子に乗らせ、後半は警察に通報されたくなかった金寄こせ!という反撃に出ようという作戦を考えましたが、途中で「バカ野郎!」と言われ、つばを掛けられ、逃げられてしまいました。

そして、駐車違反の切符を貰った前日に、3回目の当たりに会いました。
今回は、女の子を連れたアンちゃんでした。会ってすぐにどのように攻めようかと思いましたが、時間が無かったので、「警察呼ぶぞ!」と言ったら、「OK 呼ぼうじゃないか」というので携帯電話をもって、警察に掛けるふりをしたところ、相手が、「交通渋滞になるから車を隅に寄せよう」と言うので、私が先導して車を隅に寄せようとしたら、彼は、逃げていってしまいました。
これで3回目の当たりは、終わりました。

ところで、なぜ、彼らは、私を狙ったのだろうか?
私の何か抜けたところが、彼らには分かるのだろうか?
お金は持ってそうにないことは、車を見ても、私を見ても分かるはずだし!やはり、ぬけた面して運転しているからかな!
次回に会ったら、どのように対応しようか。あまり怒らせると後が怖いしな????

ということで、宝くじの「当たり」ではなかったけど、これも1つの「当たり」として紹介しました。

2011年11月17日木曜日

やられた!

きょうは、アルバイトに行って、治療で60ユーロ貰ったが、駐車違反で80ユーロの罰金。
加えて交通渋滞で、行きに1時間、帰りに1時間!
やってられない気分。 家で ブログ書いていた方が よっぽど良かった!!!!!!!

2011年10月26日水曜日

蛇の大群!

そろそろ 書かないと!と思っていましたが、なかなかゆっくりできませんでした。

ちょっと愉快な話があったので時間を作って書きます。

先日23日のLECCE戦は、アウェイで試合開始が12時30分という事で、通常の夜の試合開始(20時45分)に慣れている選手にとっては、ある意味で難しいコンディションで臨むことになったと思われます。

チームは、19日水曜日の夜、チャンピオンズリーグをホームで戦い、翌日20日木曜日は、11時から通常の活動をしました。
試合に出た選手は、回復のための運動(ストレッチング、マッサージ、治療)を行い、試合に関係無かった選手は、通常の練習を行いました。
次の試合まで、21日、22日の2日間しかありません。
首脳陣は、この2日間のスケジュールを朝9時集合、9時15分昼食、12時30分練習開始としました。したがって、選手は、朝7時30分には起床しなければならなくなった訳です。これが選手にとっては、私の想像以上に大変なようでした。我々と生活習慣が違い、選手達は、夜型人間なのです。
選手の中には、こんなの3日間もやったら、疲れるばかりで、慣れる前に疲れが溜まって、コンディションを崩してしまう。と小言を言う者もいました。
いずれにしても、監督が決めたことなのですからそれに従わねばなりません。

ところで、今回の遠征に私の親友のトレーナーのMOROSI君も帯同しました。
試合当日、我々は、朝7時30分からサプリメントの準備を始めたのですが、MOROSIは、開口一番、こう言いました。
「俺、昨晩、変な夢を見たんだよ。蛇がたくさん部屋に入って来てびっくりし、ドアを閉めても隙間からドンドン入って来るんだ。俺が、スコップで部屋から出しても出してもどんどん入って来るんだ。」
と言ったのです。

ここから、私とMOROSIの会話が始まりました。
私:「お前、すごい夢を見たな! 俺も女房もいつも見たい見たいと思っても見れない蛇の夢か!」
M:「どうして すごい夢なんだ。教えてくれ。」
私:「日本では、蛇がたくさん出てくる夢を見ると、近い将来、良いことがあるんだ。しかもお金のね。昔は、蛇の抜け殻を財布に入れておくと財布にお金がどんどん入ってくると言われていたんだ。」
M:「じゃ、俺は、どうすれば良いんだ」
私:「今すぐ、お前の頭に浮かぶ数字を俺に言だけでいいんだ!」
M:「ok! XXXXXXXXX 娘の誕生日は、エーと何日だから XXXXXXXX 」
私:「ダメだ! 思いついた番号をバンバン言え!考えたりするな!それが大切だ、インスピレーションだけだ!」
M:「OK  XXXXXXXX ところで、これを どうするんだ!」
私:「スーパーエナロット(数字合わせのくじ)を買うんだよ!」
M:「そうか でも どこで!」
私:「俺が、今、女房に電話して買って来てもらうから!」
M:「それは、良いアイデアだ!もし 当たったら いくらもらえるんだ?」
私:「確か先週の時点で30億円だったな!」
M;「じゃ 半分だから 15億円か! ウフフフフフウフ 」
私:「バカ者!何を言ってるんだ!お前は、案を出しただけだから 10%の3億円だ!今の世の中、そんなに甘くないんだぞ!発案は、金にはならないんだよ。その発案に対して、どのように、いつ投資するかが、とても大切なんだ。だから発案者のお前は、10%、投資者の俺は90%なんだ! 分かるだろう?」
M:「それはひどいよ。それで、お前の奥さんは、いくらでそのロットを買ったんだ?」
私:「1ユーロ(105円)だよ!」
M;「1ユーロ投資しただけで、27億円がお前で、俺は3億円かよ!せめて10億円にしてくれよ。」
私:「ダメだ。苦労して得てないお金なんて貰ったら、良い事など何もないから3億円で十分だ!しかし、お前の2人の娘はお前に似ないで とてもかわいいから5千万円づつプラスして、合計4億円あげることにするよ。」
M;「なんだか分からないな!!!!。 まあいいや、今日の試合勝てればそれで!」

これで その場の会話が終わり、
試合会場へ行って、MOROSIが、更衣室で、氷の入ったケースをひっくり返し、ロッカールームは水浸し、慌てていたMOROSIに対して、私が、一言。
「宝くじの当選が、近づいているぞ! 失敗(良くないこと)して どんどんロットくじへのエネルギーが溜まっていくんだ。ポジティブ思考だよ、ポジティブに行こう!MOROSI!」
彼は、なぜか納得したようだった。

試合の前半が終了(対戦したLECCEは、最下位に近いチームであったのに、前半を3対Oの完敗状態)し、再び我々の会話

私:「オー MOROSI! これで 90%の確率で ロットくじは、俺らのものだな! お前の幸運のエネルギーは、どんどん我々のために溜まっているぞ! 明日のスポーツ新聞の見出しは、ミラン まさかの完敗!と書かれるけれど、そのエネルギーは我々の懐へ溜まっていくんだ。我々はホコホコだ!」
M:「そうだな さすがにエンドーだ!思考がポジティブだ! でも 俺の10%は少ないと思わないか?」

試合終了! 
まさかの大逆転!前半3-0、後半3-4で大逆転勝利。しかもMOROSIが怪我の治療を一週間担当してきたボアテン選手が後半から出場し、3得点と離れ業を成し遂げた。

試合後の会話再開
私:「オーMOROSI! あのたくさんの蛇は、俺らのためじゃなくてボアテンのためにでてきたのかよ!」
M:「そうだったみたいだな。ボアテンに話して、ユニホームくらいはご褒美に貰うことにするよ! でも もし ロットくじが当たったら 10%は、少ないよ!」
私:「そうだな! それじゃ 俺と俺の女房とお前で3人で分けることにするか! それでいいか?8億円だぞ」
M:「それなら 良いや。」

ミラノに戻ってから帰宅した私にMOROSIからの電話!
M:「エンドー !今、即席宝くじを買ったら、20ユーロ買って 当ったよ。20ユーロ勝ったよ。俺は、生まれて初めて宝くじで当たったよ。これで30億円へのウォーミングアップは、完璧だな エンドー!」
私:「そうだな よしバッチリだ。ところで、お前がさっき当たった20ユーロの発案代の10%分を俺によこせよ! 」

結末

昨日、抽選がありましたが、結果は、一つの数字も当たっていませんでした。

もうこんな時間。こんなことしてられない。今から パルマと試合だ もう行かなくちゃ!


2011年10月3日月曜日

円高とソフトバンク

最近の世界経済は、冴えない。冴えない中で、10年以上も冴えてない日本経済の円が、世界の中でやたらと強くなっている。
ずっと復活できない国、いつも冴えない国である日本の通貨が、他国よりも強くなってしまっている。
本来、自国の通貨が強いという事は、良いことだと思うが、今回の円高はそうではないのだろうか。
また、サッカー界でそれを生かしているクラブはあるのだろうか?
来シーズンは、この円高を生かして大物外人選手、監督を獲得することができないのだろうか?
ちょっと期待しているが、サラリーマン社長には、できないことなのだろう。
そうなると 誰に期待すれば良いのだろうか?
孫正義氏に
「野球も良いけど、サッカーもよろしくね。あなたの街、福岡には、アビスパというJのクラブがありますよ。」
と誰かが言ってくれないだろうか。
今の円高ならどうにでもなりますよ。と言いたいところだけど。
それに、福岡は、中国地方からも、九州全土からもお客さんが来ますよ。
でもアビスパのスタジアムが小さすぎるからダメか!と思いきや!
孫さんの持つ「YAHOOドーム」は3万人収容できるはず!
ベッカム呼んで、ロナルジーニョ呼んで25億円。
毎試合3万人のチケット売上、コマーシャル、ホームの試合しか出場しないなどとすれば、金銭面での採算合わないかな?やっぱり、4万人の収容が必要なかな?
今日も、為替表を見て1ユーロが100円に限りなく近づいて来ているのを見て想像してみた。
だれかやってください。私が、お手伝いします。

2011年9月27日火曜日

練習時間

以前、オランダから来たオフト監督が、日本のチームに来て練習時間は、90分で十分だ。なぜなら試合は90分だから。と言いい、いやに納得し、すばらしいように新聞に書いてあったことを憶えている。 
私の経験した例でみると、アンチェロッティ―監督は、基本的に90分程度の練習時間だったが、アルディレス監督は、ハッキリ覚えていないが、3時間ぐらいやっていたのを憶えているし、今のアレグリ監督は、2時間程度が、毎日の練習時間量だ。週に2試合を消化しなければならないチームの練習時間として考えるとちょっと多いように思われるかもしれない。
しかし、これは、それぞれの監督の考え方であって、サッカーの練習は、そのレベル、選手の年齢、チームの状況で100%違う。練習時間が、90分、120分などそんなの関係ない。
私は、小学生が5時間やってもやりすぎとは思わない。重要なことは、その内容だからだ。
子供達が、喜んで、楽しみ、強制しないで、5時間もの量の練習をさせることができる監督は素晴らしいと思う。
私達が、幼少の頃は、朝早くから昼飯も食べずに遊び続けて、午後3時、4時になって空腹感に耐えられず、遊びを止め、帰宅した思い出があるが、楽しければ、子供達は自然とそうなると思うし、身体もそれに慣れていくのではないだろうか。

私は、練習時間が長すぎる、短すぎるなどを議論すること事態がピントがずれたことだと思うが、どうだろうか。



2011年9月22日木曜日

最終コーナーは、過ぎたけれど

遠藤家の長女は、縁あってこの8月からアメリカへ行き、二女は、来年の3月には、日本の高校に行きたいと言って、受験生モードに入り始めている。
長男は、あと2年でこちらの高校を卒業する。
となると 2年後には、こちらミラノ生活も一区切りがつく。
そろそろ、本気でこの先のことを考えないといけない。
どうするべきか!
とにかく、二女の学校が決まってから先の事は考えよう。

2011年9月19日月曜日

chapel in Camp Nou 

チャンピオンズリーグの初戦でバルセロナにいってきましたが、FCバルセロナのホームスタディアム(カンプ ノウには、選手更衣室のすぐそばにチャペルがあるのですが、 何か文化を感じませんか?

サッカーは、その国、その民族の主張、表現ですので、日本には日本のサッカーの主張、表現があっていいと思うんですが、みなさんどう思いますか。



2011年9月14日水曜日

優秀な遺伝子

最近、特に思うが、日本という国は、その風習によってすごく損をしている国だと思う。
こちらイタリアでいう言う「できる人」「優秀な人」は、稼ぎが良いので、お手伝いさん、ベビーシッター、賄いさん、ガードマン等、多くの人を雇い、自分の活動を充実させている。
それに、できる男のその伴侶も優秀でバリバリのビジネスウ―マンという場合は、人を雇って自分達の生活しやすい環境を自分達の経済力で整えることができる環境である。
つまり、夫婦共にバリバリなビジネスマン、ウーマン達は、自分達の生活のために、しなければならない事、したい事、誰かに任せること等をハッキリ分けて、優雅で忙しい生活しているようだ。
あらゆる手段を使って自分達の生活を大変上手にコーディネートしている。
私のようなマッサージ師を始め、美容師、医者等も家に来てもらうのだ。

しかし、日本では、それが出来ない生活文化があるように思う。昔はそうでなかったようだが、戦後、みな平等意識が高まり、収入差もなくなってきているので、そうはいかなくなってきているのかもしれないが、どうだろうか。
日本では、会社で優秀な女性が、結婚した場合、育児、家事に専念するために、仕事を辞めてしまう場合が多い。というよりも辞めなければならなくなってしまう社会環境のようだ。
これは、日本の経済力の観点からみたら大きな損失のように感じる。

反対に、最近は、優秀な女性が、会社でも役職を持つようになっているが、そういう女性の多くが、結婚せず(できず)に、仕事だけに専念してしまう状況であったり、仕事と家庭の両立は、並大抵のことではないようだ。

どちらにしても、日本の優秀な女性は、結婚、仕事のどちらを選択しても難しい選択をしなければならないし、両方を選択したら自分の首を絞めるようなものになってしまう。
しかし、こちらイタリアは全く違う。

まあ、婚期を逃すとは、本人の気持ちの問題であるから、いつ結婚してもそれがその人の適齢期なのだから他人がどうこう言う問題ではない。思った時が婚期である。
しかし、出産は、そうはいかない。
出産できる時期は、自分で選べないので、仕事をバリバリやっている時期と、出産適齢期が重なり、仕事を辞めたくないので出産をあきらめてしまう。
こういうことがイタリアと違う感じがする。

先日、ロシア通の方のブログに、ロシアでは、結婚していない女性に対し、長老が、「早いうちに子供だけは産んでおきなさいよ。結婚は後でもできるから」というアドバイスをする言っていた。
これは、大変重要なことだと思う。

もし、優秀な女性達が子供を産まなくなってしまったら、日本は、優秀な遺伝子が、男性経由でしか残されず、女性経由で残されない環境に陥ってしまう。
これは、日本の将来にとってとてもマイナスだ。

優秀な男性、女性の両方の優秀な遺伝子を残していける環境に変えていかなければいけない。
所詮、国民を養ってくれる人、国を引っ張ってくれる人は、国民のほんの数%の人であり、その人たちの遺伝子は、しっかり残さねばならないと思う。
そのためにも シングルマザーが社会で認められるようにするとともに、勧めるくらいでないといけない。そのためにも海外労働者を受け入れて、女性が、家庭を持っても十分に余裕の生活ができる生活環境を作る事を考えるべきだろう。

こちらヨーロッパには、結婚しても豊富な資金があれば、アフリカ、南アメリカからの出稼ぎ者を、家事手伝い、ベビーシッターとして雇い、自分の仕事を続けているし、仕事も趣味も育児もバリバリの奥さんがたくさんいる。

女性が頑張れる環境が「日本の将来」の鍵だと思う。

2011年9月8日木曜日

現場に戻れは、解決する

まだ トレーナーに成り立ての頃、千葉大の守屋教授の講演を聞いた時の印象が今も残っている。
それは、整形外科医で膝専門医の診断確率の話だった。
膝のスペシャリストの膝前十字靭帯(以後ACLと記す)の損傷の診断的中率は、70%だそうだ。という調査結果だった。
当時の私は、膝の専門家がこの程度なら、私に判断できるはずがないと思ったのを憶えている。
最近、我チームにもACL損傷の選手が多くなっている。チーム内で石を投げれば、ACL損傷者に当たるくらい多いのだ。
アンブロジーニ選手、前監督のアンチェロッティ―氏達は、両膝のACLを切っているし、私も、モロージ(私の同僚)も切っている。

しかし、前述したようにこの診断は、なかなかスムースにできない。

チームドクターが一生懸命に徒手検査を現場でやっているのを見ていると感じるが、外人は、日本人以上に怪我をした直後の膝周辺の筋の緊張が強く、この種の徒手検査は、あまり当てにならない。ということだ。
結局、翌日にMRI(磁気共鳴装置の検査)をして判断することになるが、これが妥当だろう。
しかも、受傷当日もそうだが、その翌日にも、腫れも無ければ、痛みを感じていない選手もいるから、全く徒手検査は、現場では役に立たないし、チームドクターにとっては、膝の専門家でも無いので、尚更、難しすぎるであろう。

むかし、よく刑事ドラマで、「犯人捜査の壁にぶつかると、現場に戻って何かを見つけ出す」というシーンがでてくるが、我々も同じで、受傷シーンを見たり、選手から詳しく聞くと80%は見当がつくと思う。

受傷シーンはすべてを語っている。刑事ドラマと全く同じだ。

ガツ―ゾ選手の受傷の際、私は、試合会場の更衣室のテレビでそのシーンを見てACLの損傷だなとすぐに感じたが、ハーフタイムでのチームドクターの診断は、はっきりしなかった。
その理由は、ドクターが行う徒手検査がすべてネガティブだったからだ。そして 彼は、後半もそのまま試合を続行した。
もし、テレビでこのシーンを見たら、何かが起こったことがわかり、選手交代をするのが当然だと判断できるはずだ。
インザーギ選手、フラミニ選手の時も私は、ガツ―ゾ選手の時と同じ状況で、いつものように会場の更衣室のテレビでその受傷シーンを見て、その後、更衣室でドクターの徒手検査を見たが、いずれもドクターは、ハッキリした判断はできていなかった。
ビデオを見ると明らかに膝が踊っている(異常な動きをしている)ので そのシーンでおおよその診断がつく。
いろんな徒手検査も大切かもしれないが、そのシーンをみれば90%は、何が起こったか分かる。
鍋島先生のような引退半ばの熟練の膝専門医の徒手検査を見ていると、自分の得意な徒手検査を一つないし2つだけしかやらず、判断できるようだが、それが出来ない人は、ビデオを見れば、判断がつくだろう。
でも そのシーンを見るとゾッとするのは、私だけかな。



ガツ―ゾ選手の損傷シーンを見たい人は 次をユーチューブで検索してください。


Gattuso infortunio/injury vs. Catania (HQ)


2011年8月23日火曜日

絵日記

最近のブログが日記基調になってしまっています。気が付いたこと、感じたことを伝えることができていない。今日、何がありました。どこに行ってきましたで終わってしまい 読者の皆様には、申し訳ないと思っています。
多分、このブログの大半の読者が、ミランのファンの方で、ACミランで働いている私の仕事ぶり、選手の事を知りたい方々なのでしょう。そして、その他の数%の方が、私の日本の旧友、または、遠藤家をよく知っているミラノ在住、または帰国されたの友人達だろうと思います。

ミランのファンの方々には、失礼ですけれど、私は、ACミランの事は、全く知りません。新聞も見ませんし、読めませんし、加えてサッカーにも関心がありません。
ツイッタ―でnanamilanさんとかFUZZIさんからの情報を得てから、内情を理解することも多々あります。
ただ、置かれている立場が、医療部の一員ですから、それなりに、選手の性格、行動等で、新聞に発表されたことが、真実かどうかも分かっている事も時々あります。
特に選手の女性関係については、いろいろありますね。これは、把握しないと仕事ができないと言うよりも、仕事場でそんな事がいつも話題になっていて 嫌でも耳に入って来てしまうことでです。
幸いなことに、我家の妻も子供もそのようなことに興味も無いので、家での話題にはなりません。

私としては、皆さんには、ACミランの情報でなく、日記でもなく、むしろ遠藤家のイタリア放浪記を記していきたいと思っています。
サッカーも ちょっぴり、子供の成長の事、私自身の仕事に対する行動、感情等です。
これから これで行きます。

チームは、週末のリーグ開幕に向けてピリピリしてきました。特に一昨日のユーベとの親善試合で怪我人がでましたし、医療部は、ちょっとナ―バスぎみです。
今年は、全試合チームに帯同しなければならなくなりそうなのでちょっと気が重いのですが、ドクターの気が変わることを期待して我慢するしかありません。

今日、妻と下の2人の子供は、ナポリとポンペイに、朝7時の飛行機で出発しました。

結局 また、日記になってしまいました。





2011年8月20日土曜日

チャリティーマッチ

8月31日に日本代表OBとACミランOB(ミラン グロリエ)の震災チャリティーマッチが予定されている。
私もこれに少しだけれども関係しているというかお手伝い程度だけれどもさせてもらっている。
最初は、大阪、または東京で開催と言うことだったが、主催者側の強い要望で仙台で行われることになった。
私も行きたいけれど、リーグ戦が始まったばかりなので、そうはいきそうもない。
今、私が最も心配している事は、彼らが滞在中に地震が起きたらのことである。
先日も、仙台近辺では、震度5の地震があったようだが、地元の人々は、ある程度慣れたと言っては語弊があるけれども、イタリア人からしてみれば、そう思われても仕方がないほど 最近の日本には地震が発生している。
もし、小さな地震でも起これば、確実に彼らは、試合どころではなくなってしまうだろう。
私をミランに連れて来てくれたマッサーロ氏もこのチャリティーマッチに友人達に参加するように頑張ってくれただけにその風当たりは、強いはずだ。
そのマッサーロ氏にこの話を持ち込んだのが私であり、 私は、同行できないので結果から言って逃げたことになってしまっている。まあ、そこまでは思わないだろうが、何も起こらないにこしたことはない。

話は変わって、一昨日も 「TIM CUP」にBARIという街に行って来た。試合開始が午後9時30分。朝10時のチャーター機でミラノを出発し、ミラノに着いたのは午前3時、そのまま練習場の宿舎で寝て、朝9時から仕事った。
こんな生活がまた始まると思うと憂つである。
50歳になってなぜか歳を気にするようになってしまった。
明日は、サンシーロでユベントスと試合、ホームの試合も行くことになってしまった。
今年は、ちょっと先が思いやられる。

2011年8月15日月曜日

暑中お見舞い

みなさん 暑い日本 お仕事ご苦労様です。
8月1日から7日まで 中国北京、そして、日本に3日間、イタリアに帰って3日間、昨日は、スヴェーデンに日帰り、今日は、ようやく休日です。
北京の暑さは、かなり辛いと思いましたが、東京の暑さは、想像以上でした。
考えてみれば、12年ぶりの日本の8月を経験したわけですが、ミラノは、やはり過ごしやすいですね。そして 昨日の日帰りの親善マッチは、スヴェーデンで行われましたが、半袖では、肌寒い感じで何か羽織りたい陽気でした。
お金があったら その都度、世界中の最適なところで生活出来たらいいなーと思いますが、どこでも住めば都、欲を出せば、きりが無く、と言ったことになるのでしょう。

最近、ブログの更新がないので、行くと先々でみなさんに 「ブログいつも楽しみにしていますよ。(早く更新しろよ!)」と激励をいただいています。

ところで、今回の北京遠征は、スーパーカップイタリアという公式戦で、リーグ優勝者と、カップ戦優勝者の昨シーズンのナンバーワンを決定する試合でした。
以前、2004年にニューヨークでこのスーパーカップイタリアに出場し、ユベントスと対戦しましたが、PK戦で敗れ、今回は、宿敵のインテルに2-1で勝利し、幸先良くシーズンを始めることができました。
これで 私は、トヨタカップ、ヨーロッパチャンピンズリーグ、スーパーカップヨーロッパ、スーパーカップイタリア、イタリアリーグ、イタリアカップのすべてのタイトルの決勝戦に同行し、勝利を味わう事が出来ました。
それにワールドカップは、ウクライナ代表に帯同し、ベスト8でしたから、あとは、ヨーロッパ選手権に帯同できれば、ほぼ完璧となります。

結果とは 恐ろしいですね。
傍から見たらすごいなーと思われるでしょうが、「遠藤友則」、「エンドウトモノリ」、「endo tomonori」と、外観をいくら変えても 中身は変わらないということを強く感じます。そして、それを自分自身で勘違いして、それが自分の実力だ思っている輩もたくさんいることも感じます。
世間には、私と同じような幸運な持ち主は、たくさんいると思いますが、名実共に充実した人間かそうでない人間かは、中身を見なければ分からないという事をつくづく感じます。
みなさんも そこは、十分考慮してください。
「経歴に恥じない中身を作らなければ、」と思いつつ、今日は、昼から海老のてんぷらと白ワイン、そしてお昼寝でした。






2011年7月29日金曜日

上司に教えなければならないこと、

ご無沙汰しております。
シーズンが12日から始まり、合宿、ドイツ遠征とこなし、ようやく休日を得たのが今日である。
いつもシーズン始まりは、精神的、肉体的にとても大変である。
バルコニーで過ごした毎朝が夢のようである。その夢のような朝に今日は戻って来た。
どんなところに行くよりもここが一番であると家内に言ったらしらけていた。

ところで、我々医療グループは、同僚が2人削られ、新しいドクターが入り、ピリピリした雰囲気の中で仕事が行われている。
これは、やはり、ドクターのフィロソフィーと全体を把握する能力の違いなのだろう。頑固おやじの感があるが、医療現場は、これで良いのだろう。ある選手は、ヒットラーよりも厳しいと冗談を言っているほどである。
医療ミーティーングでは、いろいろな体験談を話しながらその診断を説明したり、それで選手を説得したりしているが、選手も昔のスーパースターの行動、判断には関心があり、あっさり、納得することが多い。
私も医療責任者であるドクターとのレベルの違い感じるが、それはもちろん勉強しなければならないことだが、今さら勉強する気も無い。
ドクターに対する返事は、それは、私に聞いても分からないから 同僚に聞いてくれ!とあっさり答えることにしている。
しかし、問題は、私の方が経験上、また、専門分野でドクターよりも上の場合が問題である。
我々の最終目的は、怪我人をなるべく早く治し、復帰させることだが、責任者であるドクターが、理解できないこと、していない事は、治療として用いることはできない。
これは当たり前だが、これをどのように上手く、ドクターに理解してもらうかである。
私より、数百倍も勉強しているこのドクターに私が理屈を説明しても釈迦に説法である。しかし、経験から絶対にこの方が良いということが少しはある。そこをドクターにどのように理解してもらうかが重要である。それがうまくいかねば遠藤家はミラノから撤退となるからだ。
ドクターの様子を見ながらどのように説明するかは、本当に難しい。
同僚のモロージにもお前はイタリア語が出来るんだから、お前が説明すれば良いのでは!というと かれは、ちょっと今は早すぎるからもう少し様子を見ようという。モロージは、その辺は長けているから彼にそのタイミングは任せることにする。
最近、ドクターは、私が治療している時、いつも私は、選手のお尻りと足の裏しか触っていないので 「ここはビューティーサロンでは無いぞ エンドー!」と言うが、今は それ以上言わない。
これから どうなるかな!

2011年6月22日水曜日

熱狂!

最近、こちらも 陽がでると気温が上がる。
先日、家内がスーパーマーケットに行ってビールを買おうとしたら、アルコール類の販売を中止していたというのである。イタリアは、イスラム教徒の国ではないし、不思議だと思っていた。
友人に聞いてみたら、この日は、サンシーロスタディアム(我家からすぐそば)でコンサートがあり、アルコールの販売が中止になったとのことだった。
しかし、サッカーの試合なら分かるが、コンサートで、アルコール販売禁止は、聞いたことないと思ったが、誰のコンサートか聞いて 何となく納得した。
バスコ ロッシのコンサートだからだ。
見るからに盛り上がる感じがする!

バスコ ロッシ



2011年6月20日月曜日

致命的

私は、ミラノ在住、12年目が終わる。
しかし、未だに全く字が読めない。ドクターが説明しながら処方箋を書いてくれるのだが、全く読めない。
こんなで良く仕事しているなと私自身がつくづく思う。
しかし、これって勉強してできるようになるのかな。多分、あと20年ここで生活しても無理だろうな。



実は、今日、3か月前に前十字靭帯を手術した選手と一緒に主治医の所に定期健診に行ってきた。
話しは、理解できたし、質問したりもしたが、最後に先生が書いた処方箋は、全く読み取れない。



2011年6月14日火曜日

価値感

2回連続でワインの写真をこのブログに貼り付けたら、皆さんから羨ましがれる様な反応がありました。
生ハム、サラミは死ぬほど食べても知れた金額で、ワインも700円も出せば美味しい物を手に入れられます。
皆さん 羨ましいでしょう~!~~

しかし、世の中そんなに甘くありません。
我家の住人は納豆が大好きです。私も何回か自宅で納豆作りに挑戦しましたが、上手くいかず、仕事が忙しくなってしまい、あきらめてしまいました。
それから、納豆は、ミラノ市内の中華食材店で購入しますが、日本では、3つで100円ですが、こちらでは、500円くらいです。
長男がアトピーがひどいので、油物は避けたいのでこの高い納豆を買ってきます。先日は、この中華食材店にある納豆を全部買ってきました。というのは、原発の関係で日本から食品が入って来ないらしいとのことです。
豆腐も同様です。

「となりの芝生は青い」と言いますが、つくづくその通りだと感じています。
昔、新聞に「究極の金持ちとは」 というテーマで次のような項目にこだわりがあることが書いてありました。
①自分の好みの決まったお酒があり、それしか飲まない。
②3か月豪華客船で旅行しても退屈しない。
③賭けごとに熱くならない
④こだわりを大切にする。(我道を行く)
などなどで 他はもう忘れました。


今夏は帰国しませんが、昨年は、吉野家の朝定食、たくさん食べました。
最高の幸せでした。
毎朝、納豆に味噌汁、それに鮭なんか付いたらもう最高!それにおしんこ。もう気絶しそう!


他人はあなたの生活に憧れているのをお忘れなく!







GRANDE GIOCATORE!

この顔に見覚えはありませんか?
夢は大きく!
我家のスパースター sosuke!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

2011年6月10日金曜日

結果

今日、久しぶりに 旧友の大木君とスカイプで話をした。
京都は、プレシーズンこそ調子が良かったが、本番に入ってあまり芳しくない。
彼がチームを率いるといつもスタートダッシュで出遅れる。
しかし、今日、話していて感じた事は、今までの経験を踏まえ、彼の思考にブレがないのでホットした。J2は、まだ 始まったばかりである。結果は11月である。いろいろ乗り越えなければならない事が、沢山あるだろうが、大切なことは、監督、GMの思考にブレが生じないことだと思う。
彼と話していて元気でこそは無かったが、思考にブレがなかったから安心した。
後半戦の京都サンガの反撃を期待したい。
結果がすべてである。

今日は、白ワインで気持ち良くなっている。もちろん 昨日買ってきたグラスで飲むワインは、格別である。

なんか志村君のブログに似てきたな!と言ったら失礼ですね。ちょっと酔っぱらってます。










アイディア




昨日は、午前中に食器を買いに100km離れた田舎に行って来きました。
工場直販なので、市価の半額、日本の1/5くらいという事です。しかもいくつかの商品は、スペシャル価格ですので最高なのでしょうね。
目的は、ワインオープナーが安くなっていることを期待して行ったのですが、目的は達成されず、ワイングラスを買ってきました。

















そして、夕方、買ったワイングラスでさっそく APERITIVO(食前酒)です。ワインは頂き物の赤。そして おつまみは、生ハムです。


このグラスですが 定価55ユーロが、たった13.50ユーロ(1500円)だったのです。
いつもの私なら13.50ユーロのグラスより、近所のデパートの安売りグラスで6個入り7ユーロを購入するのですが。

でも、このグラスよーく見てください。ちょっと違うんです。
















これは不良品ではありません。
















わかりましたか?

口が当たる部分が右側と左側とでは角度が違うのです。
私は、つい最近まで知りませんでしたが、ちょっとしたレストランへ行くと 白ワインと赤ワインのどちらかを注文すると テーブルに置いてあるグラスをすべて変えることがありますし、白ワインを飲んでいて、赤ワインを注文するとウエイトレスがわざわざ使っていなかった人の分もグラスを変えます。
これは、ただ単にグラスを変えて、赤、白が混ざると味がおかしくなるからではなく、他に理由があったのです。


これをみてください。

これは、グラスが入っていた箱に貼ってあった絵です。(絵をクリックして拡大してください説明図)
このグラスの考案者は、白ワインでも赤ワインでもどちらでもこのグラスで頂けるように飲み口の形をわざわざ変えて作ったのです。

それは、飲み口の形が違うという事で味わいが変わってしまうのです。 詳しくはこのサイトを


きょうは、このグラスと出会って、久々に感動しました。
やぱり55ユーロの価値はあるなーと思い、それを13.50ユーロで頂くなんて製作者に失礼だなとも思いました。
しかし、きっと ただ懲りすぎていただけで、思いのほか売れなかったので、スペシャル価格で売りだされているだけなのだろう。と勝手に想像しました。

他でも良くありますよね。このようなこと。
サッカー界でも戦術に懲りすぎて勝負を忘れてしまうこと。そして、サッカーで勝って試合に負けたとか 訳の分からない事言う人。
日本人に多くないですか? 勝つために戦術を工夫するはずが!

でも個人的には、このグラス たいへん気に入っています。全くワインの味なんて分かりませんが。

志村君どうですか?

先程 面白いサイトを見つけました









2011年6月4日土曜日

捨てる勇気

ここ最近、身も心もリラックスしている。
その理由は、昨日も書いたが、時間的な余裕ができたことだろう。
来年度のミランの医療体制は、毎度のことだがガラッと変わる事になった。しかし、昨年の今に比べれば、気分的には楽である。というのは、今度の新しいドクターは、私が、トップチームで働くようになった1年目に一緒に働いたドクターだからである。右も左も分からない私に対してそれなりに対応してくれていたし、何よりも感じたことは、彼にはハートがあることだ。
来年度は、彼がミランの医療責任者となり、全権が彼に与えられたのである。
来年度は、今年度の我々スタッフから、2人ほど削られるらしいという噂があるので、それを彼が決めるのであれば、たとえ、私が職を失っても仕方がないかなと思っている。しかし、家族からしてみれば、そんなこと言われたらたまらない。石にかじりついても留まってほしいに決まっている。
まあ、これから何があろうと生きていかねばならないし、家族を養っていかねばならないので、私が一番嫌いなこと、「コツコツ地道にやっていくこと」が必要なのだろう。
そして 「一番得意なこと、したいこと、しなければならないこと1つに集中すること」なのだろう。
これは、以前から分かっていたことだが、そんな時、このブログを読んでさすが違うなと感じた。
余分なもの つまり、一番ではない物を捨てる勇気が必要なのだということだ。それが世間と勝負できることかもしれない。


大西宏氏のブログ 5月27日(イノベーションというのは1000の可能性に「ノ―」ということ)

ジョブズ氏が言う「つまらないものは捨てろ」の意味 










2011年6月3日金曜日

渚のバルコニーで待ってる




今夏は、帰国するのは、止めました。
この6月は、ミラノで休暇を楽しみます。
と言っても、どこに行くわけでもなく、ACミランの仕事がないだけで、夕方からの副業もありますし、子供達は、学校に通っているので家族的には別に特別な変化はありません。
通年は、シーズン終了後、すぐに帰国し、日本の情報を収集することと、自分に溜まっているストレスを旧友に会って和ませることでした。
しかし、最近は、自分でストレスを感じないように、また、溜めないように努めてきましたので そういう意味では、私自身が、少しは進歩しているのかもしれません。
また、ゆっくりとする方が、自分には効果的であると思うようにもなっています。
やっぱり、もう50歳の爺になってしまったのかもしれません。いや、そうではなく、力が抜けたという事は、ある意味では、次の勝負のための準備が出来たということかもしれません。

今日は、6月3日ですから、7月12日のシーズン開始の合宿まで40日もあります。
日本では、40日も休める会社は、おそらくないでしょうから やっぱり、お金がなくても、こちらは天国です。
もう少し、暖かくなったらバルコニーで食事をします。なんといっても 朝食しながら馬の走りを見れるなんて普通はちょっとできないでしょうから。
ただ、コーヒーが美味しくないから今一つ納得がいかないのですが、欲をかき過ぎと皆様には言われそう。
今は、夕方8時30分ですが、まだまだ バルコニ―は 明るいのです(ちょっと肌寒いけど)。
日本を思い出しながら、今夏はミラノでゆっくりします。
日本の皆さん、来年の夏に会いましょう!









2011年5月30日月曜日

挨拶状を読んでくれましたか

5月中旬から、朝日新聞にコラムが連載されている。4回の連載で明日が3回目だ。
こまめではない私だから、年賀状、暑中見舞いは、もちろん、お礼の手紙も書くことがない筆不精だ。ただ お願いの手紙(メール)はいつも書いている。

今回のコラムで昔の友人から「コラム見たよ」というメール、電話等のメッセージがたくさんあってびっくりした。
たまには、生きている事を友人達に報告するという意味では、本当にありがたい機会であった。
特に小学校、高校時代の同級生から、お前も俺ももう50歳になったのかという何とも言えないメールが届いたが、通常、自分自身が読んでいる新聞欄で 50歳と書かれた記事を見ても何も思わないのだろうが、自分の同級生のコラムに50歳と書かれていてある何かを感じるのだろう。

しかし、気は持ちようで、もう50歳というのと、まだ50歳、やっと50歳では、響きも、その人を想像するにもかなりの違いがある。
やはり、「同級生よ。まだ50歳か、 これからが本番だな!」というのが、能天気な感じで良いと思う。
世間で言う50歳は、それ相応の経験と責任を持っているように思えるが、それが幼馴染に関してでは、そうは思えない。いつまでも学生時代のままのガキなのである。頭が、ちょっと薄くなったり、顔に皺が増えても同じである。
そんな友人からのメッセージは、本当にありがたいし、嬉しいものだ。

2011年5月29日日曜日

スカラ座

今シーズンも昨日のチャンピオンズリーグ決勝、今日のコッパイタリア決勝で幕を閉じる。
私もあと数日間の怪我人のリハビリでバカンスに入る。

先日、5月3日に夫婦仲良くミラノのスカラ座に行って来た。と言ってもオペラやバレーを観に行って来たのではない。以前にもこのブログで紹介したピアニスト、ピッコログランデ(本名はElena Chiavegato 彼女のホームページが出来たので一度訪れてください)について書いているが、その彼女が、スカラ座で有名ピアニスト LANG LANG公開レッスンの生徒としてオーディションに合格し、他2人の若きピアニストと共に指導を受けたのである。
オペラとかバレーでは、興味もないが、自分の知り合いがスカラ座で演奏するという事で、仕事もそこそこに行って来た。もちろん スカラ座の前は頻繁に通るが、中に入ったのは初めてである。(家内は数回すでに経験している。)

このLANG LANGという人物をただスカラ座で指導する一人のピアニストであろうくらいにしか思わず、予備知識も無いままに行ったのであるが、第一印象は、何か田舎くさいという感じだった。お世辞でも格好良いとは言えなかった。私のイメージするピアニストとは、かけ離れていた。
ところが、まず、一人目の青年が演奏し、その演奏の指導を始めたのである。LANG LANGが、ある部分をもう一度弾かせ、彼のイメージ、および楽譜のポイントを詳細に説明した。その後、彼がその部分を演奏したのである。
その青年の演奏を聴いてもすばらしいと思ったが、この同じ部分をLANG LANGが弾くと全く違うのである。
こうも違うのかと愕然とした。
同じ曲を弾いているし、青年の弾いた音色も決して悪いとは素人なりに思わなかった。むしろLANG LANGの演奏を聞かなければ、それで満足であった。
しかし、LANG LANGの演奏を聴くと、この青年が弾いた曲とは、別物のように感じた。以前に、指揮者が変われば、その曲も変わる事は、聞いていたが、眼の前でその現実を体験し、少し興奮した。

この二人の違いは何なのだろうか。多分、技術的な物ではないと思う。
それは、ピアニストとしてというよりもその人のその奥深さの違いなのではないのだろうか。同じ楽譜を見て何を表現できるかなのだろう。
青年の演奏はすばらしい。しかし より素晴らしく聴こえるには、音符と音符が連なることで全く違う音色を作り上げるという音のコーディネーションの能力の違いなのであろう。まさに、そこには、ピアニストとしてだけではなく、人間としての深みが必要となってくるのであろう。

芸術も、スポーツでも全く同じなのだろう。
ほんの一部の違いが全体のすべてを変え、全く別物にしてしまう。絵画の世界でもほんの一筆がすべてを変えてしまう。という事は、聞いた事はある。
サッカーでもある状況で、ほんの小さな仕草を仕掛ける、またはそれを意識するだけで すべてを変えてしまう。きっと これは、勉強して、練習して養えるものではないのではないだろうか。
各界の上級者、超一流という人は、そのちょっとの違いを心得ているのだろう。
その道の達人を見ていると、どこか遊びというか余裕というか、ほんのちょっとの「息のため」を作って表現できる。そして、それが楽しんでいるようにも見える。また、そのためのある種のこだわりが感じられる。
徹底的に基本が身についている事は、当然なのではあろうが、そのあとは、そのひらめき、その感性が物を言うのだろう。

では、一流といえる芸術の世界、スポーツの世界に於いて 指導者は、何ができるのだろうか。
基本は教える事はできてもその先は教えることはできない。また、教えるべきではないのではないだろうか。
必要とするのは、その専門以外の経験、思考が、その専門分野に物凄い影響を与える。
結局、よく遊び、よく学び、そして とことんやってみる。
それが最終的に自分の表現の助けとなるものだと強く感じた。
真面目に一生懸命だけでは、何もならない。
これは すべていおいて言えることなのだろう。

そう思うとサッカー選手が、女の子を引きつけるのにも優れているのが分かる。サッカーで通用する感性が、女の子を口説くことにも重宝するのだろう。
相手の気持ちが分かるのだろうか?
私も 今からでも遅くない。もっと感性を磨こう!もっと遊ぼう!



Chopin - Lang Lang - Valse Brilliante





2011年5月26日木曜日

変更

このデザイン評判悪いので元に戻しました。

2011年5月25日水曜日

デザイン変更

「水も滴るイイ男」のブログのテンプレートデザインは、やはりこれだな!

2011年5月24日火曜日

苦労するという事

人の成長に必要な事の1つに「苦労すること」があるようだ。
戦争を1つの区切りにして日本人の思考、行動も変わってしまったようだ。

私の母の口癖の一つに 「子供だけには、私の味わった苦労をさせたくない」というのがあった。
私の母は、5人兄弟の長女で、15歳の時に母親を亡くし、いろいろ苦労したようだった。
今の時代に比べて、日本の一般的な家庭では、戦後の貧しい時代を経験している方々は、「わが子だけには、私のような苦労させたくない。」と思って、子育てのためだけに人生をささげて来たような人が多いと思う。
しかし、そのように育てられた人間は、何かが足りない。どうも人間は「苦労しないと立派になれない。」というのがあるようだ。

自分が苦労をするとそれを子孫には経験させたくないと思うのは、親心として当たり前なのだろう。
しかし、その子供は、苦労を経験できず、甘さが出てしまう。

私も今の時代の象徴の一人であるように苦労をせずに育ってしまった。それは、家族が心温かく頑張って育ててくれたからなのだが、結果として甘い考えしかできない大人になってしまった。

私のオヤジが、「若い時の苦労は買って出よ。」と機会がある毎に言っていたが、今の若者が育つ環境は、苦労なしでも、どうにかなってしまう状況なのかもしれない。つまり、平和すぎる時代なのかもしれない。
しかし、戦後60年は、そうだったかもしれないが、将来の60年後は、そうはいかないのではないだろうか。戦後の日本と今の日本、そして将来の日本は、かなり違うような気がする。

だからこそ 今、親が積極的に子供に苦労させる必要があるのかもしれない。 
子供を大切に育てるという事には、異論はないが、良い苦労は進んでさせなければならない。
しかし、良い苦労と悪い苦労は、どう違うのか?そして、同じ苦労でも 乗り越えることが出来た場合は、良い苦労であり、耐えることが出来なかった場合、質または量のどこかが原因で、悪い苦労になってしまう。とても難しい。

我家には、ノホホンと生きている子供が4人もいるが、この子たちには、苦労などという言葉は死語に近い気がする。
もし、私の仕事がここで途切れてしまったら、子供達はどうするのだろうか。そこで 初めて「苦労する」という言葉を強く感じるのだろうか。
今、私が頑張る分だけ、逆に子供達を不幸にしているような気もするが、考え過ぎだろうか。
子供には、辛い青春時代を過ごさせたくはない気持ちはあるが、ノホホンと毎日を過ごしてしまう青春時代を送らせてしまうのも何か罪悪感を感じてしまう。
私は、子供達にもっともっと積極的に人生を生きてほしいと思う。
きっと私の両親も同じように私に感じていたのだろうが、「子を持って親の恩を知る。」という言葉よりも、私は、「子を持って親の心境を知る」という感じのほうが好きである。

もし、私が、来年 ミランと契約しなかったら、できなかったら 必ず子供達は、苦労するだろう。しかし、これがプラスになるかマイナスになるのだろうか。
こんなこと考えて12年目のイタリア生活が終わり、契約更新の時となった。

今年は、皆様のおかげで 優勝もできたし、私自身もそれなりに、ほどほどに過ごした1年だった。
がんばって生きるとか、挑戦してみるという歳ではもうないが、子供が親離れしたら 何か新しい事に挑戦してみたい。
これってまさに私自身が平和ボケしている日本人の代表かもしれない。






2011年5月21日土曜日

campione


2011年4月27日水曜日

メッシ

この大舞台でこれだもんね。
彼は、天才だな!

メッシ


マラドーナといい、メッシといいアルゼンチンは、個性ある選手が生まれますね。
ブラジルとはまた一味違う感じの選手が生まれてくる。

日本と違うのは、育てたのではなく育ったのだ。 
育ててないというのは、どういう事かというと、育てても育てた人よりも上手くならないからです。
マラドーナ、メッシ等は、環境が育てたのだ。
決してある指導者が育てたのではない。
これだけは 言えてると思う。
育てようとしたってガイドライン、参考書、マニュアルなんて無いからね

2011年4月24日日曜日

サムライ長友

ご無沙汰しております。最近、陽気も良くなっています。
日本と違って梅雨時が無いので6月から夏が始まりますから、日本よりもこちらは1ヶ月長い夏を味わえます。
暗い冬から明るくなって身も心も明るくなって行くはずなのですが、この時期が私にはとても辛い季節なのです。そうです花粉症が辛いのです。
それこそブログどころではありません。
再開をもう少し待ってください。

今日は、パスクワ(イースター)でイタリアは全国的に休日です。
そんな中、インテルの長友選手はじめ、フットサル選手の吉田輝選手、セミプロの渋沢大介選手、そして、カターニャの森本選手等が、ミラノ滞在の日本人のために日本人学校に来てくれています。
そこで、我家は、昨日からその話題で 一杯! マフラーまで買って準備をしていました。
普段、我家では、ミランとの比較としてしかインテルの話題がでてこなかったのですが、やはり、日本人選手がインテル所属となれば、話は、別でなのです。

今、イタリア ミラノでは、日本がHOTです。
地震、原発、そして サムライ長友の話題です。
地震、原発は、悲しい話題ですが、長友選手の活躍は、イタリア在住の日本人には、大変な誇りでり、喜びです。

2011年4月1日金曜日

今回のダービー

明日は、今年一番の試合である。今までミラノダービーは何回も経験しているが、今年は、ちょっと違う。
まずは、相手チームに日本人選手がいることである。また、それだけではない。昨年のミランの監督レオナルドが相手チームの監督であるということだ。
以前、レオナルドとサウナで二人だけで会話した事を書いたが、先日、アレグリとサウナで一緒になったが、話題のタネを考えたが見当たらなかった。

2011年3月24日木曜日

同情から怒り

最近の日本の状況に対して イタリア人は、「可哀想という同情心」から「何やってるの日本は!」という怒りに変わって来ています。
説明しなくてもお分かりでしょうが、原発に対する対処が、あまりにも適切ではないことを指摘しているのです。日本政府が悪いのか、東電が悪いのか、それとも どうしようもない事なのか?
皆さんはどう思われるのでしょうか?

昨日、いつものフランス人のご婦人(地震が起こった翌日、すぐにエンドウの親戚等は無事か、何か必要なことがあるかとメールをくれた方です)の治療に行って来たのですが、こんな状態になっている日本について 次のように私に聞いてきました。
「日本国民は、この原発事故に対して、今、怒っているのか」という質問でした。
私は、当然 怒っていると 答えたので 納得しているようでしたが、彼女達のような外から見ている外国人には、東電、日本政府の対応に対して日本国民が、怒りを示すのが当たり前と考えているようです。つまり、原発事故後の対応、そして その後の状況の告知等に 日本国民は、納得しているのかどうかに関心があったようです。

こちらヨーロッパの方は 主張がハッキリしています。権利を主張します。そして、自分を守るのは政府ではなく、自分自身であると思っています。だから、日本国民は、政府の対応に当然、怒りと憤慨を憶えているものと思っているようでした。
みなさんは、どうですか? 
日本に住む私の友人は、このフランス人のおばさんのようにアグレッシブな方はだれもいませんでした。
「しょうがないな」 「運命かな」「まさか、政府が嘘をついてはいないだろう」という感じの答えばかりでした。

正しいと思う事を突きつめる勇気と根性と精神力が、海外の方が多いようです。
どんな小さな勝負事でも負けたら悔しいと思う気持ち、そして、間違っている事に対して真実を追求する気持ち、これらが我々日本国民に必要ではないかと思いました。

2011年3月21日月曜日

「喉元過ぎれば 熱さ忘れる」

昨日、ミラノの大聖堂で 今回の大震災で亡くなった方々への追悼、ならびに原発の対処に命を掛けて頑張っておられる方々へのミサが行われた。
ミラノ在住の日本人だけが関心があるのではなく、ミラノ市民も今回の震災には心を痛めている。


今後、二度と起きてほしくないが、どうもそう簡単にはいきそうもない。少なくとも今回のような悲しい体験、経験をしてほしくないのが 素直な今の気持である。しかし、日本人は、30年もすれば忘れて 同じ失敗を繰り返すのかもしれない。
「喉元過ぎれば 熱さ忘れる」我々は、この経験を子孫にしっかりと伝えていかねばならない。
 TUNAMI これを見るとそれを強く感じる。


2011年3月17日木曜日

リーダー

選手をはじめ、他国の友人から激励のメッセ―ジ、言葉を頂いた。大変ありがたいことです。
私の親類は、静岡ですので問題は無かったのですが、友人、恩師等が東北におり、安否を気づかっていますが、まだ 一部で連絡がついていませんので、ただ 無事を祈るしかありません。

こちらイタリアでもテレビ放送で被災の映像が頻繁に流れていますが、こちらのすべての友人たちがそろって感じていることは、「日本人は、素晴らしい」という事でした。では、何が素晴らしいかといえば、パニックになってもおかしくない状況、イタリアでは絶対にパニックになっているであろう状況で、何をするのにも一列に整列し、順番を待つ姿だったようです。また、地震に対する準備万端さでした。すぐさま ヘルメットをかぶり、リーダーが誘導し、その指示にみんなが従って動いている姿だったようです。

しかし、今、最も重要な物は、リーダーです。
一番重要な日本国民を引張るリーダーがいない。これは 致命的になる。やっぱり 教育なんだろうか。ピンチをチャンスにするには、国を引っ張る リーダーが重要だ。
政治家に命を預けるしかないのか。それではあまりにもさびしい。
広瀬 隆氏の解説を聞くとどうにかしないといけない。ぜひ 見てほしい。見なければいけないと思います。
http://www.youtube.com/user/chorochannel#p/a/CBF847B22D475063/0/veFYCa9nbMY

2011年3月16日水曜日

トリプルパンチ

ダブルパンチだと思ったら、トリプルパンチを受けました。地震、津波、原発のパンチ。戦後これほどの強烈なパンチは受けたことが無かった日本。
戦後の最大のピンチとなったが、最大のピンチは、考え方を変えれば、最大のチャンスだ。日本国民が未来を見て、それぞれが出来ることをきちんとやるしかないだろう。
頑張るしかない!
私も それなりにやろうと思う。

2011年3月13日日曜日

地震、津波のwパンチ

日本国民は、これから凄い経験をする事になる。これをプラスにできるかマイナスにするかは、日本国民自らが示すことになる。
それぞれがその環境で出来ることをするしかないのだろう。
私自身も何ができるかをじっくり考えなければならない。

2011年3月7日月曜日

求む!ビジネスマン


こちらイタリア ミラノでは、長友佑都選手の話題がよく挙がっている。この長友選手がインテルと契約するまでの道のりにおいて、誰が育て、誰が一番お金儲けをしたのだろうか。
私は、誰が育てたかには、あまり興味はないが、誰がこの選手の成長で一番お金を儲けたかには大変興味がある。
彼は、明治大学在学中に東京FCの指定選手となり、東京FCACチェゼーナ、そしてインテルと渡って来た。この選手が東京FCからACチェゼーナに移籍する際に立石敬之氏の仲介がポイントとなっていることは分かったが、東京FCは、どれくらいの利益を得たのだろうか。上手くやったのは、ACチェゼーナだけなのだろうか。
インテル、ミランのようなビッククラブが、選手を獲得する時には、かならず巨額の移籍金を払うが、もし、東京FCが ACチェゼーナと同等の金銭を得たのならば、クラブのフロントとしては上出来だと思うが、そう簡単ではないだろう。
十数年前に中田英寿選手が湘南ベルマーレからペールジャ、そしてローマに移籍していく際の時とは、時代が違うし、日本選手に対しての外国人の認知度も違ってきているので それなりにビジネスとしてやっていることを期待したいがどうなのだろうか。
しかし、この世界は、代理人が儲けても提供する日本のクラブはただ同然で排出となってしまうのが現状だろう。

ところで 宮市 亮選手についてはどうだろうか。
高校のサッカー部から世界トップクラブにいきなり引き抜かれて Jクラブは、横目で指をくわえて見ていただけというのをみると まだまだ 日本は、サッカー後進国と言わざるを得ない。なぜなら この移籍で 日本人は、だれも利益を得てないだろうからだ。
私の想像で書いているから、真実はどうか知らないが、たぶん、アーセナルが、Jクラブと比べ、破格の条件を提示したので、Jクラブは太刀打ちできず、彼の所属の高校も全く利益を得ずに話がまとまったのだろうと推測する。まあ、こんなことをベンゲル監督から言われたら 舞い上がるのも分かる気がするけれども。
ACミランは、サンパウロFCから21歳のカカ選手を、12億円で獲得したし、18歳のパト選手に対しては、36億円を払って獲得している。そして、現在では、このパト選手をイギリスのクラブは、60億円で購入希望しているという噂がある。

昔、清水エスパルで働いている時のブラジルキャンプの際、カレッカ選手の出身クラブであるグアラニFCというクラブと練習試合をしたが、そこのスタジアムの増設観客席は、カレッカ選手の移籍金で増設したことを説明してくれた。その名もカレッカ席と言われていること知ったが、それはもう20年前のことだ。
世界のクラブで常識となっている「育てて売る」
なるべく高く売り、それをクラブの財源にし、より充実したクラブにしていく。これが 日本では、まだ常識になっていないような気がする。それとも日本の社会では、このような考え方を 「人身売買」と思っている風潮があるのだろうか。
世界のサッカー界では、この経営方針で運営してるクラブは沢山ある。
また、ブラジルでは、海外のクラブから獲得の話を得るとその選手をすぐに近燐のクラブに高額で売却し、そこのクラブから移籍させるなど賢くやっているのが、当たり前だそうだ。

Jクラブは、水がない雑巾を絞ることに専念しているが、水がぼたぼた落ちている雑巾を絞った方が、良いのではないだろうか。もうそうしなければならない時が、日本にも来ていると思う。
日本のサッカー界に、金儲けができるビジネスマンの起用がなければ、日本のサッカーはこれ以上の発展はないのではと危惧している。
サッカー選手のレベルは、世界にどんどん近づいているものの、ビジネスとしての日本サッカーは、まだまだ発展途上にもなっていない未開の地なのかもしれない。


2011年2月26日土曜日

霧               遠藤 友花那

もやもや
もやもや
君が歩いているうちに
君の後ろの車は消えてしまう。
もやもや
もやもや
全部真っ白になってしまう。

ぼくのせいだ
ごめんなさい
ごめんなさい
だけど後でいいことが起こる
パッーと明るくなるよ。
待っててね、
今から魔法をかけるから。


2011年2月22日火曜日

復活日本企業!

昨日、今日と練習が休みだった。といっても副業に休みは無いが、やはり気分的には少しリラックスできる。
そこで、溜まっている日経新聞(友人から頂いている)をできるだけ読もうと思い、いろんな記事を見ていた。インターネットが普及し、いつでも見たい物、調べたい物がすぐに分かる時代であるが、インターネットでは、自分の興味のある部分しか見ず、偏った見方しかできなくなってしまう。
新聞では、世間の関心がありそうな事についてすべてを載せているので全体を見ることが出来る。やはり、新聞は10分でも目を通した方が良いのだろう。
しかし、イタリアで日経新聞を買うと 4.20ユーロ(500円)だから簡単に買う訳にはいかない。

ところで、最近の新聞で感じたことは、日本企業の決算発表の殆どが大幅増益だったことだ。新聞だけを見ると世界情勢を考慮しなければ、日本企業のすさまじい回復と力強さが感じられる。
しかし、株価は、それには全く反応していない。確かに市場は半年先を示すというが、あまりにも反応していない感があるがどうだろうか。
それとも株式市場には世界的にお金は戻ってこないのだろうか。
バブル崩壊後、日本企業のぜい肉は完全にそり落とされたと思うし、また、中国をはじめとするアジア諸国での日本企業の活躍は、本物であると思うのだが実際にはどうなのだろうか。
私の副業での患者さんの1人に銀行の資金運用部門に勤めているおじさんがいるが、外人は、日本など全く関心が無いと言っている。日経平均が今に上がる上がると言って もう十数年が経ち、もう最近ではそれすらも言われなくなっている。
自動車業界の日本企業だけでなく、ダイキン工業、資生堂等、世界で活躍している企業も多くなったのにと思うがどうなのだろうか。

私は、イタリアに来て、イタリア人の働く意欲の無さにビックリし、日本人の勤勉さを高く評価し、バブル崩壊後、しばらくすれば、株価は、それなりに戻ると思っていたが、そうはいかなかった。
最近においての諸外国は、政治が、企業のために営業し、収益力を助けているのが一般的になっているが、日本もそうはしているのだろうが、そう簡単にできていない。
世界的な不景気な中でも お金は、いつも最適に運用される所へ流れていく。
どうにかして私の所に流れ来てほしいものだが、営業力がない私の所にはだめかな!

2011年2月20日日曜日

引退

先日、ロナルドが正式に引退した。
私が、ミランに来た時、彼はインテルでプレーしていたが、何しろ物すごい選手だった。
左右の膝蓋腱断裂という不運に遭いながらも、そのプレーはスーパースターとしての貫録があった。
2回目の膝蓋腱断裂の際には、私もチームに帯同していたのでその時のロッカールの様子を今でもよく覚えている。
また、以前にも書いたが、アンチェロッティ―監督との会話は、彼のユーモアあふれる人間性がでている。(どこに書いたか探してもでてこない)
今でも オランダのPSVアイントホーフェンのロッカールームへ通じる廊下の壁には、18歳でブラジルから移籍した時の彼の顔写真がまだあるのだろうか。あの間の抜けた写真を見てみんなで笑った事を憶えている。
彼は、ストライカ―としてのすべてを備えている。ゴール前の混戦でのゴール。ドリブル突破でのゴール。ロングシュートでのゴール。ヘディングでのゴール等、どこからでも いつでも得点できる。そうかと思えば、相手の逆をとったシュートもできるし、正確なフリーキックもできる。まさに理想的なストライカーだった。
毎日の練習中におけるミニゲームでの彼のディフェンス選手とのかけ引きは、見ていてとても楽しかった。
私生活でもいつもリラックスしていた。(リラックスし過ぎていたという人もいたが)
私は、2007年のトヨタカップ出場の際、彼が横浜のヨドバシカメラで最新の電化製品を買って来て子供のように喜んでいじっているのをみて、「こんな物はイタリアでも買えるのになぜわざわざここで買うのかい?」と聞くと 「だってイタリアで買ったら3割位高いんだぞ!」という答えが返って来た。年収が10数億円の人もこんなことを考えているのかと思ったので 記憶に残っていた。
とにかく 楽しい思い出が沢山あるが、これくらいにしておこう。
昨日は、イタリアSKYでロナルドの特集をやっていたが、改めて偉大さを感じた。ペレ、マラドーナと並ぶ選手と思っているのは私だけではないと思う。

2011年2月12日土曜日

無意識になった時

昨日、復帰したばかりの選手が再度、怪我をした。12月に大腿筋を負傷し、復帰したが、再度同所付近を痛め、最近、完全復帰したと思ったら、今度は、膝の靭帯を痛めた。
我々の世界では、ときどき耳にすることだが、当事者からしてみれば大きなショックであり、とても辛いことである。
自分が担当した選手が、無事に復帰し、試合を消化してくれるようになる(単に普段通りに戻る)事にホットするというのは、この種の職業に限らず、何かを通常に戻すという仕事をしている人々はだれもが感じることだろう。

ところで、なぜ、このようなことが起こってしまうのだろうか。
「自分なりに完璧にやったはずなのに」と思うのが当事者で、それを単に不運だったと言ってしまえば、それはそれで終わってしまう。また、その人の成長もそれで終わってしまう。やはり、そこには何かが不足していると考えなければならない。
リハビリもゆっくり、時間を掛ければ良いのかもしれないが、手取り1日約150万円(6億円の年収)の選手を何日も時間を掛けてのんびりとリハビリさせることは、逆に我々の能力を疑われてしまう事になる。しかし、早まって一歩間違えば、再発、悪化等で、リハビリも振り出しに戻ってしまい、下手をすると1シーズンを棒に振ってしまう破目になる。こうなると自分の契約自体も危うくなってしまう。

以前 大木君が、話してくれことでとても印象に残っていることがある。
ある歌手の卵が、コンテストの終了後、当日、帯同できなかった師匠にどうだったかと聞かれ、こう答えたそうである。
「いつも間違える苦手な箇所も無難に切り抜け、緊張もしないように努力したし、完璧に歌えました。」
この答えを聞いて師匠は、すぐに、またダメだったかと思ったそうである。
それは、苦手な個所を気にして 緊張せずに歌う事を考えていては、良い歌など歌えない。師匠の期待した答えは、「師匠ありがとう、気持ちよく歌えました」それだけを聞きたかったのである。
苦手な個所を意識して練習することは大切だが、本番は、それを気にしていては聞き手は、すぐに分かってしまうし、緊張している、していないを意識するようでは、心から歌っているとは言えない。
アイススケートの選手は、どうなのだろうか?ショートなどは、数分間の間に何を考えてやっているのだろうか。とても興味がある。きっと調子が良い時には、無意識なのではないだろうか。

リハビリから戻って試合にでる選手もこれに似た感覚が必要だと思うし、我々トレーナーは、その環境を作ることが必要である。それは、精神的な面だけでなく、技術面、フィジカル面でも同じことだ。
リハビリでは、患部の治療は、もちろん重要であるが、現場に戻った時に使われる全体の動きを常に考慮しなければならない。出来る限り、サッカーの動き(closed kinetic chain等)に沿って小さな筋の動きも重要視することである。つまり、常に局所と全体を考えながら行うことだ。
最後は、何も気にせず、力まず、普通に楽しく出来る気持ちになった時が、治った時なのかもしれない。
しかし、みんなこんな事は分かってやっているが、うまくいかない。
やはり、そこには経験が物を言うのかもしれない。

2011年2月4日金曜日

誰が言ったかではなく、何を言ったか!

こちらイタリアでは、日本代表についての話題が増えている。理由は、ザッケローニ監督である。
アジア大会で優勝したのだから当たり前ではあるが、イタリア人が海外で活躍するとこんなに話題になるのかと思うほどである。

数ヶ月前に スポニチの記事で 岡田監督が、代表を指揮している時に感じたこととして、「監督就任当時、なんでオシム前監督と同じことを言っているのにオシム前監督の言う事は聞けて、私の言う事は聞けないのかと感じた」と言っていた。
しかし、これは、どこにでもあることで、サッカー界に限らないのである。
特に、日本人は、外国人に弱いいう特徴があるから、もし外人が何か言えば、「日本ではそうしないけれど、しょうがないからやってみるか」ということで、それに従う風習がある。(その人のポジション、地位も関係しているが、それが日本人の一般的な感覚だろう。)
私は、このようなこと(日本人の私が言うと耳を傾けないのが当たり前)を嫌というほど味わっているが、先日面白いことがあったので書きたいと思う。

昨シーズンより選手が、大腿の肉離れを数回再発させ、副会長は、かなり切れていた。そして、米国にすばらしい先生(医師)がいるという情報を得たので、早速、診てもらいに行って来いとのお達しが、チームドクターに来たのである。
そこで、選手、ドクター、フィジカルコーチの3人が、その先生をはるばる米国まで訪ねて行った。
そして、その結果がとても面白かったので 笑えた。
なんと!その選手曰く、「その先生は、遠藤と同じことを言っていた」というのである。しかも最後には、鍼まで打ったということだった。
概要は、その選手の大腿の肉離れの問題は、大腿部の問題ではなく、殿筋の問題であり、大腿の筋トレをいくらやっても治らないだろうし、また 再発するだろう。むしろ、殿筋と体幹を鍛えることの方が重要であり、そのためには、まず、全く機能していない殿筋を緩めることだといい、殿筋機能不全が原因だということだった。
そして、その先生は、大腿の肉離れを起こした部分のトレーニングメニューはおろか、大腿の筋トレメニューは全く無く、体幹、殿筋のトレーニングプログラムしか処方しなかった。

今回の診察から帰って来てから数日後に、鍼なぞに全く興味のないチームドクターがいきなり、私に対して、遠藤はどのように鍼を打つのか?と聞いて来たので 何かあったのかと思いながらも、私の考え方、やり方を説明したら、ドクターは 一言、「同じだ」といったのである。
その時は、何のことか分からなかったが、前述したことを後からパト選手に聞いてすべてが分かった。

やはり、身体は バランスである。筋のトラブルは、その筋自体の問題よりも、その拮抗筋、共同筋の機能不全の方が遥かに関係しており、重要である。
私は、こんな単純なことをこの道25年でようやく分かったが、、多くの同僚は、相変わらず、大腿の筋のトラブルに対して大腿の筋トレのみに精をだしている。
私は、だから、ACミランで生きていけるのだろうから 同僚に感謝しなければならないのだろう。

それにしても、今回の件で、私は、鍼を選手に打ちやすくなったことは言うまでも無く、選手も私の言う事を真面目に聞くようになった。(副会長 ありがとう!)


2011年1月23日日曜日

finger-weights

私を頼りにしてくれている(というより息抜きに来てくれている)ピッコログランデピアニスト(私が勝手につけた愛称 意味は小さくて大物ピアニスト)が、9月の新シーズンより新しいステップに上がり、演奏する曲も体力、パワーが要求されるようになり、曲によっては、1時間位弾き続けるのがザラだそうである。
そこで、私の所に来て何か良いトレーニングは無いかという事だった。
人間の身体は、脚で言えば、お尻の筋がベースとして重要なように、上腕においては、肩が重要なのだろうか?と思ったが、でも 前腕が手首を固定する働きをするし、指の腱鞘炎、手根幹症候群も元は、前腕の機能不全から起こるから やはり、前腕を鍛えることが必要なのだろうと考えた。
そこで、バイクのレーサーがやっているトレーニング ストローラーが良いのではと思ったがどうだろうか。
ところで、「巨人の星」の大リーグ養成ギブスでないけど、このようなトレーニング器具をお母さんが見つけてきたが、フィンガーウエイトだった。
いろんな業者がどうにかしようと考えていることが、よーくわかった


2011年1月17日月曜日

理論武装

私は、大学3年から夜間部の鍼灸専門学校に通い始め、大学卒業後、鍋島先生の所にお世話になりながら、鍼灸マッサージ、柔道整復師の資格を取った。学生としては、年間出席日数ぎりぎりで決して良い生徒ではなかったが、勉強意欲は、旺盛で、川鉄千葉病院の理学療法科に時間を作っては遊びに行っていた。
私は、この病院で高校3年生の時に膝の手術を受けたため、理学療法科の先生とは顔なじみで、みんな良くしてくれた。当時の理学療法士はみんな若くて酒も飲むけど勉強もすごくしていたのを憶えている。私は、分からないこと、困る時はすべてここで解決して貰った。本当にありがたかった。

ところで、先日のドバイの合宿では、同僚のトレーナーのモロージと相部屋だったので普段出来ないいろいろな治療の話をした。
彼が持ってきた医学書が、Shirly A.Sahrmannの著 「Diagnosis and Treatment of Movement Impairment Syndromes」 という本のイタリア語版だった。(日本語版は運動機能障害障害群のマネジメント。詳しくは、アマゾンで)

彼曰く、「遠藤が言っている股関節痛の原因は、殿筋、特に中殿筋、筋膜張筋の過緊張であり 痛みのある箇所の問題ではないから まずその緊張している殿筋を緩め、そして強化すれば、鼠頸部等の痛みは軽減すると、経験からお前が言っていたが、そのことを学問的に書いてある本だからお前もこの本を読んだ方が良い」というのである。
そこで 私は、「イタリア語の日常会話もろくにできないのに この歳になってそんな本を読めるか、勉強より考えることの方が大切だ!お前は、いつも知識を増やそうとばかりするけど 自分で考えろ!」と偉そうに答えた。
しかし、よくよく考えてみると、理論武装しておくのも悪くないと思い、その本を読んでも全く分からないのでモロージに説明して貰った。
詳しく説明を聞いていると同じことを説明してくれた人が日本にいたことを思い出した。
それが、私がお世話になった川鉄病院の理学療法士の鈴木さんだった。
「うつ伏せに寝て膝を伸ばした状態で脚を挙げる時、大殿筋とハムストリングの収縮が同時に行われない場合は何らかの問題がある。これは、殿筋が機能していないことを示しており、過度にハムストリングスに負担がかかるという」これである。
私が、2005年のシーズンオフに川鉄病院に久しぶりに遊びに行った時に言われたことを思い出し、さらに鈴木さんにそれについて詳しく書いてある本の翻訳をしたので読んでみたらといわれ、そのままにしていた書籍だった。
早速 アマゾンで購入し、読み始めた。
まだ、半分しか読んでないが、私の思っていること、「筋のバランスの重要性」、筋力は、大きい筋肉だけでは機能せず、小さな筋も一緒にトレーニングすることの重要性等」しっかり書いてあった。
また、筋のバランスをとるために何をするかという点で、私には1つのアイデアしかなかったが、その他2つの考え方が示されていた。
何か少しレベルが上がったような気がするし、嫌な仕事も面白く感じは始めた。
やっぱり勉強するって大切ですね。
一般の方には、何も関心がないことでしょうが、トレーナーの皆さん ぜひ 読んでみてください。
これを読んで自分が知っていることしか書いてなかったという方は、数段レベルが上です。もちろん 私よりですが!

2011年1月7日金曜日

基本中の基本

今 ツイッタ―で 以下のような問題があった。
子供に解けたら10ユーロあげると言ったら、二女が3分で正解を持ってきた。
ビックリ!!!!
7分で三女が正解を持ってきた。

問題
今日は180円のりんごと120円のミカンが同額割り引かれて売られてます。割り引かれた価格のりんご5個とミカン8個が同じ金額です。割引額はいくらでしょう? これ一番簡単な問題の解き方教えて下さい。


あなたは簡単に解けますか?